2026/03/13

今朝5:30-8:30ルターの独訳聖書を通読・・・

    今朝 5:30 に起床して, ルターの独訳聖書を通読しました.

    今日から, 旧約聖書のエズラ記に入りました.ルターの独訳聖書を通読してよかったと思う訳が数カ所ありました.

    無学歴・無資格 (Academic Outsider), ドイツ語の門外漢である私が直訳すると"神殿奴隷" という漢語になります. "奴隷"とはなになのか? 独和辞典の単語の説明だけでなく,それを参考にしながらも, 文脈上の意味を考慮しなければなりませんが, たぶん, 祭司やレビなどの聖職者ではない "神殿の世襲の奉仕者"のこと・・・. すべての職業を召命ととらえるルターの信仰と神学に適った解釈だと思います.

    "門番" という役職もおそらく世襲・・・.   城壁に囲まれた "都市国家" であるエルサレムやそのなかにある神殿に出入りするものをチェックして不審人物を入れないためにその入口を守っている人のことですが, ただそこに立っているだけの閑職ではなく, 出入りする人の顔を認証, あるいは証明書の真偽を確認して入城・入場の許可・不許可を決める重要な役職・・・. 彼らは彼らなり系図を持っていたようです.

    ペルシャ王クロスによって, バビロン捕囚されたユダヤの民はエルサレム神殿再構築のために帰還を許されますが,そのとき, それぞれの系図にしたがって, 身元調査が徹底されます. しかし, 40年間に及ぶ捕囚の苦境の間にその系図を失った人々も少なくありません. 祭司の末裔であった人々の中にもそのような人が出て来ます. エズラ記は, そのような人を祭司としての務めを果たすための"不適格者" として退け, 一般民に組み込みます.ルターが使った"不適格者"という言葉は, "徴兵のための検査の不合格者" を意味する言葉です.

    その言葉を英訳聖書 (NRSV) と文語訳聖書で確認しますと, "穢れた者" (unclean) と訳されていました. 

    明治政府は, 宗教政策として神仏分離を行いますが, そのとき, 最大の被害者になたのが真言宗当山派の修験僧や天台宗本山派の修験僧・・・. 真言宗本山は, 明治政府の神仏分離と修験道廃止政策を踏まえて,神仏混淆から神道的要素を排除して仏教に帰属させようとします. そのとき真言宗の本山がとったのが, 真言宗当山派の修験僧に対して,"穢僧" をやめて "清僧" になるようにという指示でした.  
"穢僧" は妻帯の世襲の僧のことで, "清僧" は1代限りの独身の僧のことです. 天皇の勅令によって修験僧は妻帯と世襲を許されていたのですが, 真言宗の本山はそれを否定し,妻子を離縁して, 独身の僧として真言宗に帰属するようにとお触れを出しました. 真言宗の権力追従型の勇足,失敗は, 明治政府の布告によって一蹴されます. 仏教僧侶の妻帯と肉食を許可する布告です. 日本の古い仏教の伝統的しきたりによりますと, 妻帯している現在の仏教僧侶のほとんどが "穢僧"に属しますが, 現在では誰も妻帯している僧のことを"穢僧" と呼ぶ人はいません.   

    その "穢僧" ということば, いつのまにか, 浄土真宗の, 穢多を門徒に抱える寺を "穢寺" ・"穢多寺" とよぶようになり,その僧を "穢僧" と呼ぶようになったようです.  

    ルターの独訳聖書は, そのような誤った考えを退けるように, 英訳や文語訳の "穢れた者" ではなく"不適格者" (徴兵検査に不合格とされた者を指す言葉) と訳したようです.

    まだ当分, ルターの独訳聖書の旧約聖書の通読が続きますが,ルター訳の新約聖書を読むのが楽しみです.


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