29歳のとき, 日本基督教団の牧師になるために, 鶴川学院農村伝道神学校に入りましたが,そのとき,それまで読んだ大半の本を放棄しました.
しかし, 若干の図書だけは持って行きました.日本基督教団出版局発行の "聖書講座"・ "教義学講座", 桑田秀延著 "基督教神学概論", "江原万里全集" (岡山出身の無教会の経済学者), 人文書院 "講座哲学大系", 岩波の"日本思想体系" (仏教・神道関連) , カール・バルト著 "福音主義神学入門", ニーグレン著 "アガペーとエロース", そして, 村松常雄著 "精神衛生"など・・・.
村松常雄著 "精神衛生" は, 某医学研究所付属病院で臨床病理検査に従事していたときに読んだ本ですが, 精神医学を医学的人間学として学ぶことを教えてくれました. その本の中に, 村松常雄氏がアメリカの精神精神運動家・ビアース氏とあったときに贈られたビアース氏の写真とその解説が掲載されていました. "こころの病はこころで癒やすことができる"・・・, 牧師になってからも忘れることがない言葉です.
ビーアズ著 "わが魂にあうまで" という本も, 2017年に入手していますが, まだ読んだことはありません. 日本の精神医学はどちらかいいますと,アメリカの精神医学よりソ連の精神医学から影響を受けてきたと言われますが,ビーアズ著 "わが魂にあうまで" は, アメリカの精神医学を方向づけた名著です.
病院で臨床病理検査に従事していたとき, 臨床病理の先生から何の本を読んでいるのかと聞かれて,ヤスパースの哲学を読んでいると話したとき,この "精神衛生" とヤスパースの "精神病理学総論" を読むことを奨められました. もう55年前の話しです.
2026/03/14
村松常雄著 "精神衛生" とビーアズ著"わが魂にあうまで"・・・
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