2024/10/17

喜寿に関する一考察・・・

    10月12日の夜, 熱い風呂に入ったため, ヒートショックを受けて, 風呂上がりの血圧が跳ね上がっていました. そのときの最高血圧は136・・・. それから, 朝も夜も130~140と血圧が高い状態が続いていましたが, 今日, 風呂上がりに測定したときは118と,ほぼいつもの最高血圧に戻っていました. 5日間の血圧が高い状態・・・, 少しく心配していましたが, 同年代の俳優の西田敏行さんではありませんが, 朝静かに息をひきとっていた, 高齢故の自然死の可能性もなきにあらず・・・.

    妻は, 何度も,  "西田敏行さんは, あなたと同じ年よ・・・" と繰り返していましたが, 数え年でいえば, 私は今年が喜寿, 満年齢では来年が喜寿・・・.

    妻の・ふるさと・湖南の赤津村の古い記録には, "左ノ年齢二達スレバ親族ヲ招聘シテ盛大ナル祝宴ヲ挙ゲテ厄年ノ祝フヲ恒例トナス" とあります.

    女性:19歳, 33歳
    男性:25歳, 42歳, 61歳

    70歳や77歳のときに祝われた記録はなさそう・・・. 他の記録には, "もしも60歳過ぎても隠居しないと世間から '強欲な年寄だ' と非難され,変人扱いされる." とあります.妻のふるさと・湖南の赤津村にあっては, 77歳は祝うより呪われた歳であるようです. 農家が離農を決める年齢で, 65歳からコメつくりをはじめ, 76歳になっても有機・無農薬でコシヒカリを栽培している私は, 赤津村のプロの農家からみると, まさしく "変人" なのかもしれません. 私はよく, "ここらのもんの役にたたない" と評されますが, ある民俗学的資料によると, 湖南では,"学問だけの利口では世の中の役に立たない" と言われているそうで, 湖南の "利口な年寄" は, 村の生活にいついて, "明文化されていない不文律や慣行"に精通し, 村の人々の犯罪や失敗を不問に付し抱え込む度量をもった人のことであるようです. "利口な年寄" は, "知識者を村から追い出し" "ほどほどの馬鹿" で村を運営することができる実力者であるようです.

    その "知識者"  (元高校教師) によると, 今の湖南は, "総じて利害損得が優先する人の世なれば, 喧々囂々とどまることををしらない・・・里は今その常道と化している" という・・.
        

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