2024/10/29

ギリシャ語聖書1節を読むのに1時間をかける・・・

    今朝, 6:00に起床・・・. ギリシャ語聖書の通読をはじめるも, 一読して意味をくみとれないことばに遭遇・・・.

    聖書の文脈からその単語の意味を類推しようとしたのですが, なかなか類推することができません. それで, その箇所を枠で囲んで, 後日調べようと思ったのですが,もしかしたらこのことばの中に大切なことが記されているのではないかと思いなおして,時間をかけて読み解くことにしました.

    岩隈直著 “新約ギリシャ語辞典” の説明では問題解決にいたらず・・・. Walter Bauer編 "A Greek-English Lexicon of The New Testament and Other Early Christian Literature" をひもといて, ひとつの単語が複合語であり, 複合語のもとの意味を確定したあと, 複合語の言語学的意味を想定しました. その結果, "差別"・"偏見" と邦訳される単語の, 本来の定義内容を知ることができました. いかなる "差別" も人間的・社会的・政治的なもので, 神とは無関係な事柄であり, 神は, 天にあって, 差別者と被差別者の両者を見ておられる・・・.

    天におられる神は, 高学歴・高資格の者と, 無学歴・無資格 (Academic Outsider)の者を見下ろし, 両者のことばとふるまいを見ておられる・・・. それぞれはそれぞれのことばとふるまいの報いを受けることになる・・・.

    Gerhard Kittel 編 "Theological Dictionary of The New Testament" で該当箇所を精読することにしました. 聖書の箇所を読むのに1時間, 辞書をひもといてその意味を探るのに1時間, 2時間かけることになりました.

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