若い時と年老いた時の読書の違い・・・
何歳までを "若い時"というのか, "年老いた時" というのか, 明確な線引をすることはできません. 読書については, ひとそれぞれ・・・. 本を1冊も読まないひともいれば, 読書三昧の人々もいます. 若い時は読書したけれど年老いてからはほとんど読まなくなったひともいれば,若い時はあまり読書しなかったけれど定年退職して読書の時間が増え読書三昧の日々を過ごしているひともいるでしょう. そういう意味では, "若い時と年老いた時の読書の違い・・・" について考えるのは, まったくの私の個人的な経験にもとづく見解に過ぎません.
日本基督教団の隠退牧師になり, 65歳の前期高齢期に入り,図書館通いの不可能な非文化的な,過疎化・高齢化がすすむ農村的地域社会に身を置くようになった私は, 本を一挙に集めることにしましたが, それは,それまで読んできた本の内容に沿ったもので, 若い時に読んだ,読もうとしてその機会を得ることがなかった本ばかり・・・. 若い時は1冊ずつ読んでさらに次の1冊へと読書をすすめることができますが, それは, 若さゆえの残りの人生の日々が無限にあるとの前提にたっての話しです. 高齢期にはいると, 人生の日々の残り少ないことを自覚させられるようになり, なにをどれだけどの程度読むか,全体像を把握しながら蔵書を増やし,読書していくことになります.
私が増やした蔵書は, 日本の古本屋, BOOKOFF Online, Amazonで1冊1,000円以下で入手できる古書・古本ばかり・・・. 3,600冊の蔵書は, Microsoftの人工知能Copilotや Googleの人工知能Geminiに, どのような問いかけをすればいいのか, 問い方を教えてくれます. 典型的なアナログ世代に属する私は, アナログ部分を抱えながらのデジタル世界の享受です.
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