高校生のとき, 私は読書三昧の日々を過ごしていました.
高校1年生のとき300冊, 2年生のとき200冊, 1年生のとき100冊, 計600冊・・・. 本の内容が分かってもわからなくてもどんどん読み進めて, こころに残るものを, 高校を出たあと, 自分でその本を購入して再読していました.
岩波文庫 "西洋紀聞" もその1冊です. 新井白石著・村岡典嗣校訂 "西洋紀聞" から, 私は, "長介とはるの物語" を書いたのですが, "西洋紀聞" はもう1冊, 岩波の日本思想大系の "新井白石" の中に収録されている "西洋紀聞" があります. 日本思想大系の "西洋紀聞" より岩波文庫の "西洋紀聞" の方が,無学歴・無資格 (Academic Outsider) にとっては理解しやすい・・・. なぜなら, 岩波文庫 "西洋紀聞" には26の関連史資料が "西洋紀聞付録" として収録されています. 私の "長介とはるの物語" は, 新井白石の"西洋紀聞" とこの26の関連史資料から紡ぎ出したものです.
のちに岡山大学の教授をされていた宮崎道生の書いた "新井白石序論 増訂版" (1976) の "西洋紀聞成立の一考察" を読みましたが, 岩波文庫 "西洋紀聞" は, 独学で, "史料批判" のテクニックをみにつけるには最適な本です.
2024/10/15
高校生のときに読んだ, 新井白石著・村岡典嗣校訂 "西洋紀聞"から・・・
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