時々, Amazonから推薦図書のメールがあります.
今日のメールには, "社会科教育事典 第３版" が推薦されていました. 私が所有している "社会科教育事典" は, 初版 (2000) ですが, 第３版は, 今年2024/04/05に出版されたようです. 第２版は 2012年に出版されていますから, "社会科教育事典" は12年毎に改訂されているようです.
初版の 第３部第１章にあった, "高齢者と社会科", "障害者と社会科" の項目は, 第３版では削除され, 代わりに, "貧困・格差と社会科", "ジェンダーと社会科", "マイノリティと社会科" が付加されています.
2005年に,インターネットのブログ上で, "部落学序説" の公開執筆をはじめたときの, 私が読んだ教育学関連の本は, 徳山市立中央図書館の蔵書ばかりなので, それ以前のものばかり・・・. 無学歴・無資格 (Academic Outsider) の私は, 学校教育とは無縁の存在ですので, 初版で十分・・・. 中学校の社会科は, 時代の流れに身を棹させ, 時代の要請を教育する，たとえば, 戦前の軍国主義教育や戦後の同和教育のように, "一億総○○" の掛け声のもとで行われる教科ではなく, 時代の変化を超えて歴史を貫いている基本的な社会のあり方について教える科目であると思っていますが, 私が岡山の中学校で３年間学んだ教師たちは, 個性豊かな方々ばかり・・・. 時代の流れの中を生きる, 自分の生き方を語りながら, 社会のあるべき姿を教育する姿勢に, 多くのことを学び影響を受けました．
ただ, 私が一番尊敬して, 彼のような中学校教師になりたいと思っていた教師が, 完全犯罪を企んで公金横領事件で逮捕されたのは，大きなショックでした. 彼は, 時代の流れに身を棹させ, 時代の要請を教育する典型的な教師のひとりでした．戦前は軍国主義, 戦後は平和主義, 戦前は反米主義, 戦後はアメリカ主義・・・, 教師としての一貫性がなかったことと, その教師の社会に対する失望と反感が, 彼をして犯罪へと駆り立てたのだと思っています.
今年の4月23日, 岡山県教委教職員課・西林哲郎課長は, "岡山県の教育界はもう後がない状況. 不祥事ゼロ・性犯罪・性暴力の根絶に取り組んでい" と宣言していますが, 岡山県の教育界の闇は, 常に古くて新しい問題・・・.
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