今朝読んだ『アミエルの日記』の中に、このような言葉がありました。<我々の精神は、その活動のための最も良い装置、その対象である真理を把握することができるやうなランプの傘、レンズ、コンパス、プリズムを発見しなければならない・・・>。
アミエルの言葉から、筆者、筆者の精神にとって、望遠鏡・顕微鏡・双眼鏡のような<装置>が必要であると考えていました。望遠鏡は、遠くにある世界を見るために、顕微鏡は、微細な世界をみるために、双眼鏡は、目に見える世界をみるために・・・。そんなことを考えていて、たまたま、ヤスパース著『真理について』を通読していて類似したこんな言葉に出会いました。
<哲学的論理学のもつ概念は理性の道具である>。
<理性の機関としてのこの論理学は、それぞれの個々人の形成過程となる>。
<その形成過程は、それぞれの存在様態を人間存在の歴史性において開示することを通じて、人間存在そのものを制限なしにその深みにおいて開顧された状態にもたらすのである。個々人は存在の明晰な妥当性のなかで自己を見いだすが、しかしこの妥当性は、見る視線の純粋さにまで自己自身を育てあげた者にとってのみ、倒錯されることなく純粋に見てとられる。己のものとしてゆくその仕方を、錯誤なしに自己自身に忠実に、己れの本質の末端に至るまで、存在の根拠に対する心構へと仕上げることのできたような人間にあってのみ、存在の明晰な妥当性が、偽りなしに現在するに至るのである>。
2022/07/24
理性の道具・・・
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