2022/07/20

主の御手の中にある人生・・・

今朝、『英訳聖書』を通読したあと、『アミエルの日記』を読んでいましたが、そのとき、筆者の人生を概観するのにふさわしいアミエルの言葉がつづられていました。

<出来てしまった評判や思いこまれた毛嫌ひはその後に織り込まれる変化の知覚をどれもこれを妨げる。不人気が取り除かれないのは、その判断を取消すこともやり直すことも全然できないからである。出来た事は出来た事で、云った事は云った事だ>。

アミエルは、そこで、<出口が二つ>あるといいます。<実りのない恩知らずの境涯を抛棄すること、もしくは、なるがままに委せてこの地位を退職恩給と考へ、当分の間は文学的著作に力を注ぐ事・・・>。アミエルは、後の出口は、アミエルの自尊心を深く傷つけることになるといいます。そして、<前の出口の方が一層私を誘惑する>といいます。しかし、アミエルは、<私は、逃亡者としてではなく、戦争の名誉を担って、立派な戸口から出て行きたい>と。

アミエルは、その日の日記を、<自分が侵入を受けてゐる城壁の破口ばかり眺めてゐると、気違ひになるだろう。>と結んでいます。人が、アミエルのいう<出来てしまった評判や思いこまれた毛嫌ひはその後に織り込まれる変化の知覚をどれもこれを妨げる。不人気が取り除かれないのは、その判断を取消すこともやり直すことも全然できないからである。出来た事は出来た事で、云った事は云った事だ。>という事態に陥ったとき、どの出口から出て行こうとするのか・・? 筆者の場合は、アミエルと違って、<出口が二つ>ではなく、<出口が三つ>あったことで、アミエルが二者択一の選択を余儀なくされたところで、それを突破することができた・・・。


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