昨夜読んだ『アミエルの日記』の1節・・・
<健康というもの。
はきはきして気軽で威勢がよくて食欲があって陽気で力が漲ってゐるということは何と畏怖祝福だろう。
ところが今私には物を食べる歯もなくなり、睡眠も消化も仕事も旅行も凡てが困難になってゐる。・・・このままではやつていけない。丈夫になるかそれとも消え失せるかである。気力の抜けた者は不幸である。骨を折ったり工夫したりしなければ均衡を取戻して打克つことができない。破滅が近づいてくるのをさういふ人々は小刻みに経験するのである。
私の神経一般の摩滅を示す別の証拠は衰弱である。髪の毛も歯も記憶も意志も凡てが私から去って行く。自分の箍が外れて行くのを目の当たりに見ている。樽の板が段々緩んで行って、このばらばらになりかけた哀れな樽は、胸に何も保つことはできなくなつてゐる。落胆と無関心はこの崩壊を速める。実際自分から離れるものからは私も離れるのである。美しい季節や仕事の中止が少しでも私の健康を改善したとは思へない。崩壊は寧ろ速められている。時に先立つ落葉、心苦しい悩み。
・・・人生は一つの流星に過ぎず、
・・・生まれる、活きる、死ぬ
・・・。>
スイスの哲学者の老いに関するブラックジョークなのでしょうか? アミエル56歳のときの7月12日の日記の言葉です。
2022/07/22
人が老いて行くときには・・・
登録:
コメントの投稿 (Atom)
キャンセルされたナガイモは, 四季の里の当番の方で3本, 娘宅で2本, 我が家で5本消費することに・・・
キャンセルされたナガイモは, 四季の里の当番の方が3本, 娘宅に2本, 我が家で5本・・・, 消費することになりました. 午前11:0‐午後3:00, 郡山に住んでいる娘家族のために, ナガイモ5本, キャベツ1個, 聖護院カブ3本,そして, 途中スーパーで...
-
猪苗代から戻ると、筆者と妻、すぐ着替えて農作業をはじめました。 妻は、段々畑の梅の木のある畑に作付けしたキュウリとインゲンの支柱のネット張り・・・。筆者は、棚田のひめのもちとはえぬきの田の草取り・・・。午後1:30~4:00、市販の農具を改造してつくった <水田熊手>型草取り器を...
-
2022年3月11日今日の妻の寝室の空間線量は、0.0593μ㏜・・・。 ドイツ製のガイガーカウンタで測定した結果ですが、日本製の空間線量計では、0.05μ㏜・・・。 妻の寝室の南側の廊下の窓をあけて測定した空間線量は、0.0635μ㏜・・・。 日本製の空間線量計では、0.05μ...
0 件のコメント:
コメントを投稿