2024/07/17

村で一番小さな農家の3600冊を蔵書できる空間・・・

    妻の実家は, 郡山市湖南町赤津村のなかで, 一番小さな農家であるといわれています. 母屋も農機具の小屋も, 育苗用ハウスも簡易温室も, 田・畑・山林も, 他の農家と比べて小さく狭い・・・.

    赤津村のなかで, 湖南農協の組合員になれなかったのは, 4.6反の農地しか持たず, 湖南農協の組合員になる資格である5.0反の農地の保有という基準に達していない, 妻の実家だけ・・・.赤津村の住人は1軒をのぞいてみんな "農家", 職業は "農業"・・・. しかし, 湖南農協の組合員になれなかった, 妻の実家は, "百姓", 職業は "無職"・・・

    しかし, 赤津村の中で一番ちいさな農家といっても, 農家は農家・・・. 4LDKの, 妻の実家のたたみは田舎間, 3600冊の蔵書を保管できる場所があります. 今は, 妻の実家のおとうさんとおかあさんは他界, 妻と私の二人暮らしなので, 本に囲まれた暮らしが可能になっています. 主なる神さまが, 私に与えてくださった恵みのひとつと思って, 感謝しながら日々を過ごしています.

    集めた蔵書3600冊は, 老後を生きるための資料として集めましたので, 大半が古本・古書で, 古本・古書として価値があるものは1冊もありません. トランプゲームではありませんが, マイナスの札ばかり集めて, あるとき突然とプラスに変わるように, 安価な古本・古書の累積は, 貴重なデータベースに変身しています. 聖書学, 老年医学, 有機農法, 英語論文, 部落史, 修験道史, 農業史, 農業気象, 営農管理, 地域学, 野本民俗学, 情報処理・・・.

    不要になった本は, やがてロケットストーブの燃料になって, 灰になっていきます. その灰は, 土に混ぜて, 花の肥料になります.

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