"看護のための最新医学講座" を紐解いていると, 19歳~24歳まで,某医学研究所付属病院の臨床病理検査に従事していたときの,仕事の内容が思い出されて来ます.
今から, 54~59年前の話しだというのに・・・.
患者と,医師が下した診断と病名,そのために私が行った検査と結果,治療の結果・・・. "看護のための最新医学講座" の説明が, リアリティをもって響いて来ます. 私は, 一般検査・血液検査・細菌学的検査に従事していましたが, スクリーニングテストとしてすべての患者に行われる検尿, 病名ごとに,その色と匂い,清濁の状態が思い出されます.試験紙で,尿蛋白・尿糖・尿ウロビリも行っていましたが, それらに異常があれば,その原因の鑑別テストをすることになります.遠心分離機で尿に含まれる固形物を抽出して,火炎固定して染色,顕微鏡で観察したり・・・.
"看護のための最新医学講座" を全36巻のうち"麻酔科学" を除く35巻を集めようとしたのは,正解でした. 大学受験を前に,地方公務員をしていて父が脳梗塞で倒れ,大学進学を断念させられただけでなく父の看病と家計を支えるために働かざるを得ませんでしたが, そのとき,ゲーテの "ファウスト" に出てくる ファウストが,"いくら学んでも少しも賢くならなかった" という哲学・法学・医学・神学を独学することにしました. 哲学・法学・医学・神学の独学は, 私の個性を形成していくことになりました. "看護のための最新医学講座" の読書は, いわば,私の独学の継承以外のなにものでもありません.極普通のこと・・・.
4000冊の本に埋もれることなく, 4000冊の本の知の海に浮かんでいる, 78歳の無学歴・無資格 (Academic Outsider) の日本基督教団の一隠退牧師の人生の晩年,年金暮らし&百姓暮らしをしながらの晴耕雨読の日々・・・, 主なる神さまが与えてくださっためぐみ以外のなにものでもありません.
sola gratia (恩寵のみ)
2025/10/25
看護のための最新医学講座を紐解いていると・・・
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