今日、午後から雨が降るというので、午前中に、妻の実家の棚田のコシヒカリの田の畦に電気柵の電線を張ることにしました。
午前9:30〜11:30、2時間かけて電気柵を張り、本体の電池を新しいものに交換、電源をONにして、電線に通電しているかどうか、テスターでチェックしました。即、OK・・・!電気柵の電線を張るとき、電線を<全数検査>して、問題があるところは切り落として接続しなおしましたが、その箇所7〜8箇所もありました。時々、小雨がちらついていました。吹く風は、雨の降る前に吹く風・・・。
棚田の田を見回しますと、妻の実家の田のコシヒカリの田の土が一番乾燥しています。はえぬき・ひめのもちの田は、ほかの農家の田とほぼ同じ・・・。コシヒカリを栽培する下段の田が、一番地温が高い田なのでしょうか・・・? 標高300mを超える高地では、コシヒカリは栽培することができないと言われていますが、標高550mの湖南高原の、妻の実家の棚田の田で、有機・無農薬でコシヒカリを栽培することができるのは、下段の田の地温が高いことと、夏でも冷たい常夏川の水を中段の温水田で8〜12℃温めて給水していること、西日が最後まであたり十分日照量を確保できること、無農薬・除草剤を一切使用しないので微生物が大量に存在し地温を高めていること・・・、など、いろいろな要因が複合して、栽培不能とされているコシヒカリの栽培が可能になったのでしょう。
一般説・通説にからめとられ、新しい可能性が常に否定されるところでは、標高550mの湖南高原の棚田の田で有機・無農薬でコシヒカリを栽培することは不可能でしょう。<農家>の一般説・通説を踏まえつつ、その限界を超える努力をするところに、<百姓>の営みの醍醐味があります。
2023/03/23
コシヒカリの田の畦に電気柵の電線を張る・・・
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