昨夜、岡山の妹から電話がありました。
妹の話しでは、夫婦で、WBCの全試合をテレビ観戦していたとか・・・。日本が、全戦全勝して優勝したとき、歓喜に包まれたとか・・・。しかし、日が経つごとに、こころのなかにぽっかり穴があいたように虚ろになったとか・・・。それで、妹は、ご主人と一緒に、津山の鶴山公園の満開のさくらを見にでかけることにしたとか・・・。
鶴山公園は、日本100名城、日本さくら名所100選に選ばれた、岡山随一のさくらの名所・・・。1000本桜・・・。津山城から数km西にある院庄も、桜で有名な場所・・・。岡山県の公立小中学校で学んだことがあるひとは、心のなかに<忠義桜>が刻印されます。
桜ほろ散る院庄
遠き昔を偲ぶれば
幹をけずりて高徳が
書いた至誠の詩がたみ
大君のみ心安かれと
闇にまぎれてただひとり
刻む忠節筆の跡
めぐる懐古に涙わく
天莫空公践
時非無范蠡
風にさらされ雨に濡れ
文字はいつしか消えたれど
つきぬ誉の物語
永久に輝く花のかげ
戦後GHQによって、この<忠義桜>という詩が禁止されたとき、岡山の小中学校の教師したちは、この歌は軍歌ではなく民謡であると、反対運動をして、<忠義桜>を教え続け、子どもたちも歌い続けたようです。筆者もそのひとり・・・。
岡山の地を離れて46年になる筆者が未だに、風呂の湯船に浸かって歌う歌は、この<忠義桜>の他に、<オリーブの花咲く頃>・<岡山県立児島高校校歌>・・・。琴浦西小学校・琴浦中学校の校歌は忘れてしまったけれど・・・。
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