2025/03/20

いつまでたっても忘れ得ぬできごと・・・

    いろいろな出来事は時の経過と共に記憶が薄れ遠ざかって行きます.

    しかし, 中にはいつまでたっても忘れることができない出来事もあります. 

    今日, 2025年の稲作のために, コシヒカリ・はえぬき・ヒメノモチの塩水選・温湯消毒・浸種をしましたが, 最初に生まれてはじめてその作業をした数日後, 娘が, "おとうさん,小屋の浸種した桶の様子を見に行ったら,桶の水,除草剤なんかの農薬の匂いがしてるわよ. 桶の中に農薬が入れられたのではないの? 私も手伝うから, 種籾を全部水洗いしましょう・・・" というので, 娘とふたりで,種籾を水洗いしました. 時間をかけてていねいに水洗しましたので,事なきを得ましたが, 農薬を桶になげ入れて発芽の邪魔をしたプロの農家が誰だか分かりました.

    "自首" してきましたので・・・ 

    農家:なして小屋の入口に鍵をかけてんだ?
    私:かけてはいけないんですか?
    農家: 鍵をかけたら, おらが入れねえでねえか!
    私:人の家の小屋になんではいるんですか?
    農家:浸種した種籾がどうなったか,おらが見えねえでねえか!

    私は, そのとき, そのプロの農家について, "知能レベルの低さ", "善悪の区別ができなくなった認知症", "自分の犯した罪を隠す術を知らない子供っぽさ" という言葉があたまの中を過って行きましたが,同じ程度のプロの農家が集落の中に何軒もあることを知って驚かされました. 湖南の赤津村のプロの農家の間では,"'こらのもん' は 'よそもん' に対してどんな嫌がらせをしても許される"との風習があるようで, 妻と私は, "ここらのもん" に対して一挙に警戒心を持つようになりました. その後も, プロの農家たちによって,せっかく育苗した苗を畑に移植したのに,プロの農家たちは,抜き取って埋めなおすという詐害行為, 除草剤の散布などをはじめました.

    あるとき, 共同作業に参加していたとき, その農家と別の農家が会話していました.

    別の農家:吉田はいつここさ出ていくんだ?
    農家:貯金を使い果たしたらすぐ出ていくべえ!
    別の農家:何時頃使い果たすんだ?
    農家:2,3年経てば使い果たして出ていくべえ! 出て行ったら吉田の田畑はおめえに貸してやるべえ!

    その会話を耳にしたとき, "ここらのもん" による "よそもん" に対する嫌がらせは, "よそもん" を排除・疎外・追放するために行われていると推察しました. それで, 妻と私は, "山口の長州藩の地で30年生きてきましたから,福島の会津の地でも30年生きることにしています. 95歳まで有機無農薬で自給用に米と野菜を栽培することにしています" と答えることにしました

    そのとき, その話を耳にしていたプロの農家の鈴木徹也さんが, "吉田くんは出て行かねえ! 播種から収穫・貯蔵まで, 全部自分たちでできる農機具を買ったんだぞ! 2,3年で出ていくものはそんな投資なんかしねえ! ここで人生の晩年を百姓しながら過ごすために帰ってきたんだ! 出ていかねえ!"  と農家と別の農家にも聞こえるように大きな声で話していました.

   2013年4月に, 妻のふるさと,会津の山郷に属する湖南の赤津村に帰郷・帰農して, 今年で13年目に入ります. 有機無農薬で米を栽培して12年め,野菜を栽培して13年目・・・. "おめえ,バカでねえのけ? ここらではコシヒカリは採れねえ!" とプロの農家・専業農家の方々が言われる "ここら" で, 11回,コシヒカリを有機・無農薬で栽培・収穫してきました. 妻と私は, 高齢化に対応して,コメと野菜の栽培面積を減らすことにしていますが,77歳の私と69歳の妻は, 今年も, これまで通りの面積でコメと野菜の栽培を続けます.
 
 
    

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