出エジプト記の十戒・・・

    今朝は6:00に起床・・・.

    ルターの独訳聖書の通読をしました.今朝読んだのは, 出エジプト記の "十戒" に関する箇所・・・.

    聖書の主なる神によって救われたものは, この "十戒" を守らなければなりません. 苦闘しながら守らなければならないということではなく, 主なる神さまは, 神を真の神と信じるものを, "十戒" を自然体で守ることができるように守り導いてくださるということを意味します.

    聖書の神を信じないものは, "十戒" のいましめにことごとく違背して生きることになるようです. この世の中における人間関係の乱れと葛藤は, すべて, "十戒" で禁じられていることを身をもって実践する人々によって引き起こされるようです.

    神を否定し，父母を含む先祖を否定し，自己の利益・権益の追求のために手段を選ばず, あえて不法行為をして, 他者を利用，隷属化しようとする人々は, 神の教えの全面否定であり, そこには神に対する信仰は存在しない・・・. そのような人々は, 遠い過去の歴史の中にのみ存在した人々ではなく, 現代の世界・社会の中においても存在している人々です.

    たとえば, ウクライナに侵略戦争をしかけ, ウクライナをロシアの領土に組み入れようと画策しているロシア大統領プーチン，第二次世界大戦後, その軍事力によってウイグルやチベットを併合した中国共産党率いる中国，習近平はその継承者，そして, 彼らの全体主義国家に憧れ, アメリカを全体主義国家へと導こうとしているかにみえるアメリカ大統領トランプ・・・, 世界と社会には, "十戒" を否定し, "反十戒" を生きている人々がいかに多いことか・・・. 

    キリスト者は, そのような世の中にあって, そのような世の中から分離され，そのような世の中に帰属・埋没することなく, そのような世の中にあって, 主なる神のみことばに従って生きることを願い，そのような世のために, 聖書のみことばを通してあるべき姿を語り続ける人々・・・. どのようなキリスト者も, "十戒" の教えから逸脱・違背することなく，創造主なる神と，人間を罪から贖う神の御子である救済者イエス・キリストと,  今も生きた神として働きたもう聖霊に導かれてその人生の旅を続ける・・・, それは, 人間の努力で勝ち取ったものではなく, 主なる神さまが信じるものに恩寵として与えてくださっためぐみ以外のなにものでもありません．

    "十戒" は, 神を信じない人々がどのような悪しき生き方をするのかをも語りかけてきます. 他者に対する，"隣人" に対する, ねたみ・そねみ・うらみ・やっかみ・いやみ・ひがみを生きる人々のなかにあっても, 聖書の神を信じるものは, 彼らから自由になって, 神のみことばに生きるものとされます. 神は, 生きた神であって, 私たちの人生の主ですから・・・.