2025/03/06

農業用ビニールハウスの中は緑の絨毯・・・

    今日の午前中, この冬はじめて, 棚田の田の農業用ビニールハウスの中に入りました.

    中は,草が芽吹いて緑の絨毯になっていました. ハウスの中は, 春の香りが漂っていました. ハウスの周囲は,東側は60cm, 北側も60cm, 西側は100cm, 南側は180cmの積雪・・・. それなのに, ハウスの中は,暖かい・・・.

    妻は, 野菜の種を播種するつもりのようですが, 棚田の田全体が80~100cm積雪している状況の中でのたねまきは初めてです. 北海道函館の素人園芸家のために書かれた農書を参考に播種・育苗していますが, これまで, その栽培法で失敗したことは1度もありません. 農業指導員の書いた本も, 福島ではなく, 北海道の農業指導員の書いた本を参考にしています.

    2013年4月1日に, 妻のふるさと・湖南に帰郷・帰農したとき, 湖南農協の組合員になることを拒否され, その結果,"農家組合"からも排除され, "農家組合" を通して配布される営農関係の資料を読むことはできませんでした.妻の実家のおとうさんの農書に, "ふくしま野菜つくりのすべてー誰にでもできる上手なつくり方" と "改定増補 ふくしま野菜つくりのすべてー誰にでもできる上手なつくり方" の2冊がありますが, 化学肥料・農薬・除草剤を使った栽培法なので, "ここらのもん" の野菜作りを観察するときの資料としてしか使用していません.

    妻と私が集めた農書の中で,一番体系的な資料は,  北海道での穀物・野菜に関する栽培法・・・. 家庭園芸から大規模農法まで, 栽培法が網羅されています. 日本の農書は, 東京を中心とした関東の気候・農法が色濃く反映されていますので, 高冷地・寒冷地で適用するには読み替えが必要になります. しかし, 北海道で書かれた農法は, 妻のふるさと・湖南でほぼ採用することができます.

    農業って, 無限の可能性があります. それを楽しむことができれば・・・.


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