午前中は, 時折吹雪いています.
吹雪いていないときを狙って, 妻が, 妻の実家の棚田の田の農業用ビニールハウスの中で野菜の種を播種するための育苗箱をつくるため, ありあわせの資材を用いて, 必要な材料 (枠組みの木材,それを止めるネジクギ,亀甲金網を取り付ける皿ネジ, 本体に蓋を取り付けるための金具)を集めました.
ポットに野菜の種をまくと, ネズミがハウスの中に入ってきて, 豆類のタネだけを選択して食べて行きます.本葉が出るともう食べには来ないので,播種から本葉が出るまでの間, ポットにまいた種をネズミから保護するための幅90cm✕長さ180cm✕高さ30cmの亀甲金網の箱で,上に亀甲金網の蓋を取り付けます. 2つ作る予定ですが, とりあえず1つ作って, 使用上問題があれば改良して2つ目を作ります.
昨日, 西側の入口の100cm深さの雪を取り除いてハウスの中に入ったとき, ネズミがハウスの外から中へ侵入してくる穴を探したのですが見つかりませんでした.ネズミにとって, 土の中の巣穴の方があたたかくて住みやすいのでしょう. ネズミは雪が解けると巣穴から外に出てきて活動をはじめますので, 農家は, 田んぼの畔に殺鼠剤を投入してネズミを皆殺しにしますが,その穴は,ネズミが開けた穴ではなくモグラがあけた穴・・・. プロの農家は, トラクターに畦塗り機を装着してモグラの穴を塞いで行きますが, 妻と私は, 手作業でひとつひとつモグラが開けた穴を確認しながら潰して行きます.そのころには, ネズミたちは巣穴を離れて山の雑木林の中に引っ越しているでしょうから・・・.
自給用にソラマメとグリーンピースを栽培するためですが, 山口にいるときは, 教会の駐車場跡地を開墾してつくったミニ菜園で秋の終わり頃播種,冬の間に成長して春の終わり頃か, 夏のはじめ頃に収穫できます. 収穫したソラマメとグリーンピースは冷凍保存して1年間食材として使用します. 2013年4月1日に, 日本基督教団の隠退牧師になり東北福島の妻の実家のある湖南町赤津村に帰郷・帰農した時,やはりソラマメとグリーンピースを作って食べたいという妻のために, 11月下旬から3月下旬まで雪が降る湖南の赤津村でソラマメとグリーンピースを栽培する方法を検討しました. 植物生理学・植物病理学・植物生態学, 野菜の生理学・病理学・生態学など, プロの学者・研究者が野菜の栽培法に関する本を執筆するときに使う資料となる本を紐解きながら, 独自の栽培方法を構築・・・, その結果,毎年, これまで11年間, ソラマメとグリーンピースを栽培・収穫することができました.
市販の種の袋に書かれている栽培法では, 数ヶ月の積雪で, せっかく芽を出したソラマメとグリンピースも枯れてしまいます. 春になってソラマメの種をまくと, 大きく成長するのですが実を結ぶことがありません. しかし, 植物生理学・植物病理学・野菜の生態学の研究成果を応用して, 栽培しようとする野菜の環境にふさわしい栽培法を見つけると,"雪国では栽培不能" といわれる野菜も栽培・収穫することができるようになります.
妻は時々,プロの農家から, "どうしたら, 湖南でソラマメが採れるようになるのか教えて!" と言われるそうですが, "プロの農家のあなたが素人の私に聞かないで! どうして私の畑でソラマメが採れるのか,私にもわからないのですから・・・" と答えるのが常です. 妻は, "あなたが調べたことを聞いても私には理解できないのですから・・・" といいます.
私は, 吉田農園の農園主である妻の単なる素人アドバイザー・・・.
2025/03/07
午前中, 育苗箱の設計, つくるための材料を確保・・・
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育苗箱を完成させて棚田の農業用ビニールハウスまで運び, 午後ソラマメのたねまき・・・
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今朝、読んだ『英訳聖書』(NSRV)のことば・・・。 I have also seen this example of wisdom under the sun, and it seemed great to me. There was a little city with fe...
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