2025/03/28

小枝町の 創作 "日本昔話し"・・・

     数日前, 妻の実家の前の観音堂に, 長福寺野住職さんがやってきて2本のさくらのきにお神酒をかけて祈祷されていました.

    そのあと, 業者の方がチェンソーで2本の桜の木を切り倒していました. 前々から, その桜を下から見上げると,老木となったその桜の枯れ枝が落下してくるということがありました.

    なぜ, 観音堂の桜の木が早く老木になったのか・・・. "よそもん" の私と妻の目からみると,その理由ははっきりしています. 観音堂の掃除当番になった "ここらのもん" は草を手でとらないで除草剤を散布するのが常でしたから・・・. 桜の木は, 除草剤にとても弱い樹木です. 一度そのことを注意したことがあるのですが,"よそもんがよけいなことを言うな!ここらにはここらのやり方があんだ!" と聞く耳を持たないのでそのままにしていました.

    観音堂の前の国道294号線のバイパス工事が一部分を残して完了・・・, 3月31日から一般車両が通行できるようになります. そのとき, 観音堂の桜の木が国道側に倒れると大事故につながるということで, 長福寺の住職さんを呼んで御経をあげてもらい伐採することになったようです.

    それでふと思ったのは, 小枝町の創作 "日本昔話し"・・・

    金持ちの農家A:観音堂の桜はここらのもんの桜だ.よそもんの貧乏百姓に好き勝手に花見させるわけには行かねえ!
   金持ちの農家B: 桜の木を切ってしまったらええべえ! そしたらよそもんの貧乏百姓が桜の花見をすることができなくなるべえ!
 
    金持ちの農家C:桜の木を切ったら, ここらのもんも花見ができなくなるんでねえけ?
    金持ちの農家B:そんなことはねえ! ここらのもんの花見はみんなで集まって酒を飲むことだべえ? 桜の花を見なくても花見 (酒宴) はできる!

    2013年4月に, 妻のふるさと・湖南に帰郷・帰農したとき, かなりはやい時期に町内会の会計を担当したことがありますが, そのときの町内会長さん, "会計監査のとき, 日本酒と焼酎,つまみを用意してけれ! ここらの会計監査は,ただ酒が飲めるときだと決めてかかってるから・・・" と私に語りかけていましたが, "酒をのませば,少々の会計の不備は目をつぶってくれる"  というのが, 町内会の会計監査のようでした. 小枝町の会計監査のしきたり・なわしが,赤津の某組合の会計監査に適用されたら・・・, という心配が現実になったのが,今回の某組合の三役による組合の定期預金の無断解約・私的流用で定期預金が0円になっているにもかかわらず,定期預金証書3枚が確かにあると会計監査することにつながったのではないかと思います.
    

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