昼過ぎころから、冷たい雨がみぞれになってきました。午後1:30頃は、大粒のみぞれが降り注いでいます。
3月13日は、福島県のすべての中学校の卒業式・・・。冷たいみぞれが降るなか、中学校をあとにしたのでしょうか・・・。福島県立高校の合格発表は、3月15日・・・。今も昔も変わらない光景・・・。中学校を卒業したあと、高校の合否が決まる・・・。法律上は、3月31日までは、中学生ですから、中学校からさらに進路指導を受けて進路先が決められます。
福島県の、中学校卒業者の状況、令和4年3月の中学校卒業者は15,708人で、高等学校等進学率は98.2%で、全国の進学率は98.8%・・・。数百名が、高校進学を断念して中卒に・・・。
インターネットで検索していますと、こんな記事が・・・。<高校進学率の中には、通信制高校を選ぶ生徒もいれば、不登校や中退から通信制高校や高卒認定という新たな道を見つける人も含まれています。どんな選択をしようとも、だれも正解はわからない。ならば、何を選んでも間違いではないのかもしれません。大事なのは、本人が持てる選択肢の中から納得して選べるかどうか…。例えばそれが、「仕方なく」の選択だとしても、積極的な選択だとしても、自分に合う場所や方法に出会えるのであれば、その選択はきっと正解にできるはずです。>
昨夜、ルーマン著『社会の教育システム』を読んでいましたが、<Trivial machine >と<Non-trivial machine >について論じられている箇所・・・。<根本的な問題は、<Non-trivial system >がときには<Trivial system >であるかのように振る舞うことができ、しかも、<Trivial system >になりきってしまわないことを、どのようにして学べるか、ということであろう。・・・問題は何よりも、われわれは逸脱の文化をどれだけ手にしているか、ということになる>。
そのルーマンの言葉、<同和教育・解放教育の根本的問題は、被差別部落出身のこどもたちが、そうでいない一般のこどもたちのように振る舞うことができ、しかも、一般のこどもたちになりきってしまわないことを、どのようにして学べるか、ということであろう。問題は、何よりも、われわれは<逸脱の文化>をどれだけ手にしているか、理解し受容しているか、ということになる。>と置き換えてみたら、どうでしょう? 同和教育・解放教育のほんとうの目的は、多様性の文化の受容ではないでしょうか? 言論弾圧をともなう、左翼思想・共産主義思想に基づく人間の画一化(Trival 化)ほど、反差別教育に遠いものはない・・・。
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