午後, 医学書を紐解いてアルツハイマー病とパーキンソン病に関する記事を読みました.
アルツハイマー病とパーキンソン病も, 広域概念としての "認知症" の範疇に含まれるものですが, 午後読んだ医学書の範囲で言えば,両者とも, 医学界の, いまだ解明されていない "ミステリー" のひとつであるようです.
病気の原因が分からなければ, 診断法・治療法も, 対症療法的なものにならざるを得ない.病気の発生メカニズムが解明されていない以上, その症状の進行を止める事はできない・・・. せいぜい, 症状の深刻化を遅延させることぐらいしかできない. 80歳を超えると, 4人に1人が認知症の症状を呈してくるといわれていますが, 症例は無数に存在しているのに, 認知症になることを防ぐための健康管理の方法すら, マニュアル化されていない・・・.
認知症の症状は, まず, 身近にいる家族のなかであらわれてくるそうですが, 家族の人間関係がかなり大きく影響してくるようです. 夫が認知症になったり, 妻が認知症になったり, また夫婦が同時に認知症になったり, その家庭のなかで, どのような家族関係・人間関係が構築されていったのか・・・? 長い間, 共に生きてきたはずの夫や妻が,その伴侶をそれと認識できなくなる・・・.
それを防ぐためには,どうすればいいのだろうか? 認知症は, からだの病気だけでなく, こころの病気, あたまの病気,たましいの病気の複合症状のようですから, 夫と妻は,伴侶に対して, からだとこころとあまたまとたましいの全人格的つながりを, 人生の晩年の全期間を通じて維持・温存する必要がありそうです.
"聖書" によると, 人間は神のかたちにつくられたとあります. ある旧約聖書学者は, "人間が神のかたちにつくられたということは, 人間が語りかけ, 語りかけられる存在としてつくられたことを意味する" と解釈していましたが, 神の被造物としての人間は, "語り, 語りかけられる" 存在として生きている限り, 認知症になることを免れるのかもしれません. 夫と妻の間に, 神を介した汝と我の関係がくずれ,夫が妻に対して語る言葉を失い,妻が夫に対して語る言葉を失ったとき, また対話を放棄してしまったとき, "認知症" はしずかにしのびよってくるのかもしれません.
私は77歳, 妻は69歳・・・, 少ない年金をカバーするために, 妻の実家の棚田やだんだん畑の田畑で有機・無農薬栽培でコメと野菜を栽培していますが, 毎日夫婦の間でその日の農作業を打ち合わせ,意見交換しながら, また相手の健康に留意しながら, その日の農作業をすすめていくことは, もしかしたら, 妻と私が認知症になる可能性を少なくする営みかもしれません.
2025/03/04
医学書を紐解いてアルツハイマー病とパーキンソン病について知見を広げる・・・
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