妻が右手首が痛いといいます。
それで、筆者に、医学書を紐解いて、右手首の痛みをとる方法を調べてほしいといいます。それで、解剖学の専門書を開いて、妻が痛みがくるという右手の箇所の骨・神経・筋肉・血管について調べたあと、整形外科・リハビリ学・運動療法などの医学専門書を調べました。
そして、妻に、医学専門書をよみながら、自分で診察させました。痛みのくる原因が推察することができましたので、妻が自分で治療できるような方法を探しました。その結果は、Self Outstretch・・・。
5分間、その OutStretch をすることで、妻は、痛みが薄らいで楽になったといいます。
参考にしたのは、医学部の基本的な教科書のほか、塩川優一著『図解・関節炎とその鑑別診断』と Rene Cailliet 著『Hand Pain and Impairment』(萩島秀男訳『手の痛みと機能障害』)
自然科学の世界は、<なにを読むか>、<どう解釈するか>、それを<いかに適用するか>によって、正しい結果をもたらすことができます。それに比べると、社会科学・人文科学の知識・技術の適用は、多様な、正しくない結果をもたらすことになり、しかもその是非を検証することが難しくなります。学者・研究者・教育者の恣意的な解釈が、あるいはイデオロギー的解釈が、事実・真実を著しく歪めることになります。
しかし、実際は、そう簡単ではありません。間違った問を立てると、間違った診断と間違った治療法に陥りかねません。<関節の痛みを取る薬剤はなにか?>、<その薬剤を入手するにはどうしたらいいか?>などと考えると、自己誤診・誤治療に陥ってしまいます。社会科学・人文科学でも、学者・研究者・教育者の資質によっては、自然科学以上の科学性(学問性)をもたらすことになります。
2023/02/20
妻が、右手首が痛いという・・・
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