2023/02/04

午後、『言語学入門』を精読していました・・・

午後、『言語学入門』を精読していました。

<被差別部落>の人々を呼ぶときの呼称、また<被差別部落>の人々が自分自身を呼ぶときの呼称について、通時的呼称と共時的呼称の諸相について、言語学的により正確に把握・理解するための方法を学ぶためですが、部落史研究や同和教育において、<被差別部落>に関する呼称についてほとんど科学的(学問的)解明はなされてこなかったようです。その結果、未確定の概念使用が横行し、部落史研究や同和教育の研究成果に混乱と曖昧さをもたらすことになったようです。

昨夜、宮台真司著『権力の予期理論 了解を媒介にした作動形式』のページをめくっていて、難解な論文を読むときの<読解法>を思いつき、今日の午後、『言語学入門』をひもといて、その思いつきの科学的・学問的根拠を見出そうとしたのですが、『権力の予期理論』、無学歴・無資格(Academic Outsider)の筆者にはなじみません。<権力>の原初的形態、社会的<権力>の原初的形態を、父と子、母と子、親と子に求める論調は<権力>の打倒の対象として、本来、家族社会以外の一般社会・国家の権力否定・脱権力へのエネルギーを両親に向けさせる恐ろしさを秘めています。それが間違いであることを悟った読者は、著者の宮台真司に、間違った教説を植え付けられ、間違った方向に人生を誘導されたことへの怒りと恨みを募らせる可能性は多分にあります。社会学者の観念的な遊びの論理は、時として読者の人生を狂わしてしまう・・・。

「旧約聖書』には、人間の権力の原始的<始原>についての言及があります。権力の始原は、父と子、母と子、親と子、夫と妻の間にはない・・・。

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