2023/02/19

総目次に目を通す・・・

昨夜、筆者のブログ『部落学序説』を読んでくださった、京都大学の大学院をでられた日本文化史研究者の方から、

1.山口県下松市教育委員会教育長が所蔵していた同市の同和教育・同和事業に関する資料
2.渋染一揆に関する古文書の写し
3.雑誌『部落問題研究』・『部落問題』・『部落』(1949〜1966)
4.浄土真宗関連史資料

を譲渡していただきましたが、その方は、<吉田向学さんなら、有効利用してくださると思って提供することにしました>と話しておられましたが、下松市の教育長が職務上所蔵していた史資料のなかには、下松市の被差別部落の実態調査、解放奨学金の受給者のリストなど、同和教育行政・同和対策事業に関する資料も含まれています。これらの史資料は、筆者が、『部落学序説』についで『部落学』を執筆するときの参考資料として提供されたものなので、<門外不出>にして、日本基督教団隠退牧師になり山口の地を離れるとき、部落解放同盟新南陽支部の部落史研究者の方々にもお見せすることはありませんでした。下松市の元職員(部落関係者)から提供された下松市の被差別部落の全世帯名簿も・・・。<どこが部落なのか?>、<だれが部落民なのか?>には、筆者、関心がありません。筆者が牧会をしていた教会員の半数近くが、被差別部落出身者かその関係者であり、いろいろな問題の渦中に巻き込まれていましたので、みずから、部落差別問題の渦中に飛び込むようなことはしません。

<部落 (1号〜200号)総目次>は、<同和教育>に関する記事は緑色のマーカーをつけていますが、今後、<同和行政>関連は黄、<各種調査>はオレンジ色、<歴史研究>は青、<差別事件>はピンク色にマーカーをつけて検索・閲覧を容易ならしめます。同和対策審議会答申が出される前夜の<同和教育>・<同和行政>・<各種調査>・<歴史研究>・<差別事件>の状況を把握するためです。

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