2023/02/23

会津富士の美しさを眺める・・・

今日、妻が、妻の実家の棚田の田の育苗用ハウスに行って、たねまきの準備をするといいます。それで、必要な農具を軽トラに積み込んで、ふたりででかけましたが、橋のたもとに軽トラをとめて、そこから数百メートル、除雪用そりや2輪車に農具・肥料を載せて歩いて行きました。途中までは除雪されているのですが、そのみちは公道ではなく私道なので、冬の間は軽トラで通ってはいけないと言い渡されているので、徒歩で、育苗用ハウスに向かいました。

育苗ハウスにたどりついたとき、 妻が、<あなた、磐梯山、見て! 富士山みたいにきれい!>といいます。そこには、晴れて、真っ青な青空のした、積雪して雪化粧の会津磐梯山の姿がありました。会津若松市内から会津富士は見えないけれど、旧会津藩領地の山郷である赤津の棚田の田からは、会津富士を眺めることができる・・・、それも、田舎暮らし・山里暮らし・百姓暮らしにともなう、神のめぐみ・・・。

妻の実家の田畑は、まだ50〜60cm積雪しています。歩いても、凍てついた雪原に足が沈むことはありませんが、育苗用ハウスのまわりの雪を取り除いていますと、上から20cmくらいまでは、積雪した雪が凍っていても、そこから下は、大地の熱でとけはじめてグスグス・・・。冬が過ぎて春が近附いていることを実感させられます。

育苗用ハウス、今年も雪害はありませんでした。<ここらのもんでねえ、素人のおめえらがつくるハウスなんぞ、ここらの雪ですぐ押しつぶされてしまうべえ!>と、プロの農家に揶揄されていた育苗用ハウスですが、11年めの冬も、雪害で潰れることなく、変形することもなく、存続しています。

筆者がつくった、鉄道唱歌の調べで歌える<湖南賛歌>の一節・・・

晴れた雪の日 雪合戦

積もった雪も なんのその

遊ぶすがたの こどもたち

学舎すべて 雪の中


積もる雪を かき分けて

さくらやならや ほうのきや

なたで切り出し つくるのは

父が自慢の スキー板


湖南の雪は いろいろに

こな雪わた雪 ぼたん雪

みぞれあられ ざらめ雪

かた雪ね雪 おもしろや


雪国湖南の 道々は

さいひを立てて 道しるべ

雪に隠れた 川や崖

落ちるを防ぐ 村の知恵


厳しき冬の あしたには

樹氷ができて キラキラと

朝日に輝く 美しさ

鳥の鳴き声 キビキビと


冬も遠のく 朝のこと

雪踏み俵で キュッキュッと

音立てながら 帰る道

杉の梢に リスを見る


茄子とトマトの 苗作る

温床つくりに 落ち葉かき

こぶしの花や まんさくや

カタクリの花 眺めつつ


昔の自然の 美しさ

忘れてならじと 四季の里

福良の古老が 語り継ぐ

湖南の明日に 栄えあれ 湖南のプロの農家のひとは、<おめえの歌は、よそもんならではの歌だ。ここらは、そんなにいい場所ではねえ。その証拠に、若いもんはみんなここさ出ていってるべえ!ここさ帰ってくる若けえもんは、みんな脱落者だべえ!>と、よく、筆者と妻に語りかけてきましたが・・・。

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