2024/03/24

英語辞典を組み合わせて理想的な英語辞典システムを・・・

    90冊の英語辞典・・・.

    最初から、90冊の英語辞典を入するつもりなら、同じ金額でもっと英語辞典の集め方が異なったことでしょう."親辞典" も1冊, 組み込んだかもしれません. 

    しかし, 年金暮らしの75歳の私には,90冊の英語辞典を購入する費用を最初からひねりだすことは出来ません. 時間をかけて, 選びに選んで, 安価に, 徐々に入手する以外に英語辞典を集める方法はありませんでした. 

    核になる英語辞典のまわりに他の英語辞典を結晶させるかのように, いろいろな英語辞典を集めて, ひとつの体系を構築してきました. そのため, どの英語辞典も, 私の英語辞典システムの一部です. 破棄することも譲渡することもありません. 一番安価なものを入手したということは古書価格はほとんどないということと同じです. 私は, 英語辞典にマーカーを引いたり, メモ書きしたり, インデックスをつけたり貼ったりするのが常, ページを端折ることも珍しくありません. 表紙がいためば補修するし, 本がバラバラになりそうなときは大規模な補修をして表紙を張り替えたり, 限りなく古書の価値を0にするような扱い方をしています. 

    英語辞典だけでなく, 神学書・農書・医学書・歴史学・法学・社会学・宗教学・哲学・言語学・・・どの分野の本も, 無学歴・無資格 (Academic Outsider) の私の手にかかると, すべて本の墓場になってしまいます. 聖書ですら、5色のマーカーで色分けし, 重要な箇所は目印をつけ, メモ書きをして, 私以外の誰も読むことができない聖書になっています. 

    私が蔵書に対してそのようなふるまいをするようになったのは, 日本基督教団西中国教区の山口の小さな教会に赴任したとき, 自害した前任者の牧師の蔵書が残っていました. 前任者の牧師婦人は, その夫の蔵書をそのままにして教会を離れました. その前任者の蔵書・・・, 西中国教区の牧師たちがハイエナのごとくにそれぞれあさって行ったのでした. 私は, 前任者の牧師の蔵書は1冊も私の蔵書に加えませんでした.

    そのとき, 私は, 私の神学書はすべて, 死後他者の手に渡ることがないように使い潰すことにしたのです. この1年かけて集めた90冊の英語辞典も同じ, 私は使い潰すために手に入れたのです. 90冊の英語辞典から, 私にとって理想的な英語辞典システムが構築されることでしょう. 

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