2月2日に, 岩瀬書店で講談社学術文庫2冊を購入しました. 高橋和夫著 "スウェーデンボルグ 科学から神秘世界へ" と ウィトゲンシュタイン著 "哲学宗教日記 1930-1932 / 1936-1937" ・・・.
今日, その1冊, 高橋和夫著 "スウェーデンボルグ 科学から神秘世界へ" を読み終えました.最後まで読むのに,これほど忍耐を要した本は他にありません. 何度, 途中で読むのをやめようと思ったことやら・・・.
私のものの見方・考え方は, 聖書主義・敬虔主義・実存主義・合理主義・相対主義のものの見方・考え方ですが, スウェーデンボルグのものの見方・考え方とは, まったく異なるものです. ユネスコのHPには, スウェーデンボルグは "新しいキリスト教の教会を生み出した・・・" との評価文が掲載されているようですが,高橋和夫著 "スウェーデンボルグ 科学から神秘世界へ" を読む限りでは, "新しい" どころか "古い" 宗教的主張でしかなく, "キリスト教" ではなく, 明確に "反キリスト教"・・・.
それでも読む価値があるとすれば,スウェーデンボルグの "神秘世界" は, 典型的なキリスト教の異端の雛形の研究材料としての価値しかありません. "スウェーデンボルグ 科学から神秘世界へ" への著者・高橋和夫は, "実存主義哲学者で精神医学者のカール・ヤスパースは・・・スウェーデンボルグを '精神分裂病' と診断・・・ " したといいます. 他の医学者は "非常に複雑なパラノイアの一種だ", "抑圧された同性愛" 者だと診断したそうです.実存主義哲学者カール・ヤスパースから大きな影響を受けてきた私には, ヤスパースのスウェーデンボルグに対する診断,彼は, "精神分裂病" 出会ったという診断に沿って,スウェーデンボルグを評価していくことになります.
私は, 今後も, スウェーデンボルグの書いた本を読むことはありません.
2025/03/04
高橋和夫著 "スウェーデンボルグ 科学から神秘世界へ" を読み終える・・・
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ウィトゲンシュタイン著 "哲学宗教日記 1930-1932 / 1936-1937" を読みはじめる・・・
ウィトゲンシュタイン著 "哲学宗教日記 1930-1932 / 1936-1937" ・・・. 私がこれまで読んだ哲学者の日記は, "アミエルの日記" だけ・・・. 岩波文庫全8巻の "アミエルの日記"...
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