2022/03/27

ゴーゴリー・ドストエフスキーはウクライナ文学、チャイコフスキーはウクライナ音楽の巨匠・・・!

日本のウクライナ大使であった黒川裕次著『物語 ウクライナの歴史 ヨーロッパ最後の大国』のまえがきで、著者の黒川祐次は、ゴーゴリー・ドストエフスキーはウクライナ文学、チャイコフスキーはウクライナ音楽の巨匠であると紹介しています。人工衛星スプートニクをうちあげのはコロリュフというウクライナの科学者・・・。<これだけでもわかるように、ウクライナには歴史も文化も科学技術もあるが、それはすべてロシア・ソ連に帰属してしまっていたのである>。

3月25日、ロシアの大統領・プーチンは、<西側諸国はチャイコフスキーやショスタコービッチといった大作曲家を含むロシア文化全般を拒否しようとしていると批判した。>そうですが、<西側諸国>は、ウクライナ音楽の巨匠・チャイコフスキーも、ユダヤ音楽に精通しソ連に対して反体制的なショスタコービッチを<拒否>することはない・・・。ウクライナが主権国家として完全に独立し、その歴史・文化、文学・音楽、科学・技術の歴史を取り戻し、史実にもとづいて、ウクライナ独自の歴史を再編成・再構築するとき、それらを搾取して自分のものとしてきたロシアのそれはどうなるのでしょう? 文学的・芸術的・文化的・科学的後進性と文化収奪の歴史が明らかになり、ロシアの権威失墜につながるのでしょうか・・・。ロシアのウクライナ侵略戦争によるウクライナの文化財の爆撃・破壊・・・。ロシアのウクライナに対する劣等感のあらわれ・・・?

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