今日の午後、ヤスパース著『哲学』(全3巻)の2巻目『実存開明(哲学Ⅱ)』を読み終えました。
高校生のときに、文庫本で読んだヤスパースの『哲学入門』と『理性と実存』、その後も、折に触れて何度も読みましたので、ヤスパースの『哲学入門』と『理性と実存』から受けた影響は少なくないものがあります。73歳になって、それ以外のヤスパースの著作を、インターネットの日本の古本屋経由で古書を買い集め、昨年秋の終わりころから、ヤスパース著『哲学』(全3巻)の通読・精読をしているのですが、今日、やっとその2巻目の『実存開明(哲学Ⅱ)』を読み終えました。
読み終えたあとの、筆者の気分は爽快・・・!
無学歴・無資格、学問とは無縁の筆者、一般的に、実存主義哲学者とされる、ニーチェ、キルケゴール、ハイデガー、サルトル、マルセル、メルロー=ポンティなどの哲学書はほとんど理解できません。ニーチェは部分的には理解することができますが・・・。その点、ヤスパースの<実存的哲学>だけは、ほとんど違和感なく理解することができます。ヤスパースの哲学は、<実存的哲学>というより<哲学>そのものだからでしょう。
筆者、若かりし日、もし哲学科のある大学で哲学を専攻する機会が与えられていたとしたら、その哲学科でヤスパースを学ぶことが可能であったのかどうか・・・。そのことで、筆者の人生、どう変わっていたのやら・・・。筆者の心の中から聞こえてくることば・・・。<なにも変わってはいない・・・。今と同じように、ヤスパースの『哲学』を読み、自ら哲学をしている・・・>。
2022/03/27
ヤスパース著『哲学』(全3巻)の2巻目『実存開明(哲学Ⅱ)』を読み終える・・・
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