春がやってきている・・・。
しかし、気は重い・・・。昨夜、以前よみはじめて、半分ほど読んだことがあるデーヴ・グロスマン著『戦争における「人殺し」の心理学』を紐解いていました。最初読んだとき、マーカーを引いた部分に目を通していたのですが、対ウクライナ侵略戦争において、ロシアは、無差別に都市を砲撃しているようです。学校・病院・公共施設・民間の住宅に対しても無差別にミサイルで攻撃したり戦車で砲撃したり・・・。どこまで残酷になれるのかと思わされるほど・・・。
<ジェローム・フランク博士は、著書『核時代における生気と生存』の中で、<一般的に言って、内戦は他の戦争よりも残酷で、長引きがちであり、歯止めが効かなくなりやすいというのである。>という。またピーター・ワトソンの『精神の戦争』にはこう指摘されている。<おなじように規範からはずれた行動であっても、直接関係のない他者より、身内のなかから出た行動のほうがけしからぬふるまいと見なされ、激しい報復を引き起こすものである>。昔のヨーロッパにおける・・・レーニン派、毛沢東派、トロッキー派による共産主義者内部の対立・・・の恐ろしさを見れば、このことはあまりにも明らかだろう>。
ロシアから見るとウクライナは、共産主義内部の<身内>的存在であり、対ウクライナ侵略戦争は<共産主義内部の対立>にすぎないのかもしれませんが、現在のウクライナとウクライナ国民は、自由主義・民主主義の国家であり国民・・・。それに反し、ロシアは、共産主義国家・独裁国家・・・。そのロシアによる対ウクライナ侵略戦争は、ウクライナの側からみると、ウクライナの主権とウクライナの歴史・文化、民族の存亡をかけた生きるための戦い・・・。ロシアの軍事力による支配を排除して、ウクライナの勝利で終わらない限り、ウクライナの独立国家としての存亡をかけた戦いは終わらない・・・。
<最近の戦争では目をおおう残酷行為の大半は遠くの兵士が来なっている。自分の使っている強力な武器がどんな惨事を引き起こしているか、かれらには想像することができなかったのだ>(グレイ・グレイ著『戦士たち』)ロシア兵にその引き金をひかせた、ロシア大統領プーチンは、世界の法廷で戦犯として処刑されなければならない・・・。ロシアとロシア国民は、ウクライナの戦争被害を戦前の状態に復興する義務がある。失われたウクライナの尊い人命に対して賠償する義務を負わなければならない。ウクライナに対して、アナクロニズム的な侵略戦争を引き起こしたロシアの罪は大きい。
2022/03/14
対ウクライナ侵略戦争をしかけたロシアの残酷さ・・・
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