2022/03/18

山口の教会関係者からの地震見舞いのメールの返事・・・

前略
ご心配おかけして申し訳ありません。私がこれまで経験した地震の中で、もっとも恐怖を感じた地震でした。最初の地震で横揺れ、そのあと縦揺れがくるものと思っていましたが、いつもと違って微弱、そのあと、再び横揺れがはじまり、次いで大きな縦揺れが起こりました。横揺れならなんとか立っておられるのですが縦揺れには立ち続けることができず、柱に固定した本箱にしがみついて倒れるのを防ぎました。妻は、最初の地震のときに1階のおかあさんの部屋にかけつけましたが、1階は新潟地震のときの揺れはなかったとか・・・。赤津村の専業農家のご夫婦は、3・11の地震と同じ規模だったので、すぐ家の外に飛び出したとか・・・。地震直後に、娘から電話がありましたが、<家がつぶれるのかと思った>と話していました。昨日、母屋・農機具の小屋・簡易温室・農業用ビニ―ルハウス、棚田や段々畑の畦や土手を確認しましたが、地震による被害はありませんでした。妻の実家のおとうさんは、昔家を建てるときに、持ち山から松の木を切り出して、松をメインに家を建てたそうですが、豪雪や大地震の時、杉の木は折れやすいのとちがって松はしなっておれにくいそうです。今回の震度5強の地震、フライパンの上ではじけて飛び跳ねるポップコーンのようになった経験をさせられました。神さま、助けてください! と何度も祈りました。その中で、神さま、ウクライナの人々から眠られぬ夜を取り除いてください!と祈っていました。この冬は豪雪で、棚田の育苗用ハウスの南側は3m高さの雪に埋もれてしまいました。妻とふたりで雪原を歩いて育苗用ハウスに行って何度も除雪作業をしましたが、春になって、急速に雪解けがはじまり、いま雪の深さは80cm程度です。私も妻も、昔から、<なにがあっても逃げ出さない>主義ですから、妻の実家のおとうさんが残してくれた田畑4.6反、山林8.0反で<一所懸命>で生き続けるつもりです。今74歳ですが、74歳になって、自給用にコメを有機・無農薬で栽培しているとは、夢にも思っていませんでした。妻のふるさと・湖南は、雪と地震だけでなく、冷害や会津磐梯山・安達太良山・吾妻連峰などの活火山の噴火災害、過疎化・高齢化問題が目白押しですが、<終の棲家>として、万難を排して生きるためのたたかいを続けるつもりです。みなさまのうえにも、わたしたちと同じ神さまの祝福がありますようにお祈りさせていただきます。すべからく、逃げ出さないでかんばりましょう!

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