2022/03/06

『部落学序説』の根底にあるもの・・・

今朝7:00に起床、いつもの健康管理と『英訳聖書』(NSRV)の通読をしたあと、ヤスパースの『哲学』(全3巻)を読んでいました。

2005年5月に執筆をはじめた筆者の『部落学序説』、その根底にあるものの見方、考え方は、やはり、ヤスパースの『哲学入門』に大きく影響されているようです。日本基督教団西中国教区の山口の小さな教会の牧師をしていたとき、機会があって、部落解放同盟山口県連新南陽支部の学習会に参加して、部落差別問題についていろいろ教えていただきましたが、あるとき、<吉田さんの背景にある思想は何ですか?>と問われたことがあります。筆者、そのとき、<私は、思想ではなく哲学です>といって、質問された方に、筆者が読んでいたヤスパース著『哲学入門』をお譲りしたことがあります。

昨年から、ヤスパース著『哲学』(全3巻)の通読をはじめていますが、今朝読んだ箇所には、筆者のブログ『部落学序説』の<序説>が<概論>ではなく<プロレゴメナ>であることが明示されていました。『部落学序説』は、被差別部落に関する歴史的研究の書ではなく<被差別>と<部落>に関する哲学の書・・・。新書版『部落学序説』を執筆するときに、それを鮮明に打ち出す必要がありそうです。

霧が晴れて青空がみえはじめたような気持ち・・・。昨日は、春がやってきたと感じられるようなあたたかさだったのですが、今朝は、積雪して、まったくの雪景色・・・。家々の屋根も田畑も道も山々も白装束をみにつけたようにまっしろの世界・・・。春の訪れは、冬の春の間を行きつ戻りつして春になってきますが、ウクライナの春、独裁政権のロシアの侵略戦争に対してウクライナ人民が勝利することを願ってやみません。

主なる神さま、ウクライナからロシアの軍事的脅威をとりのぞき、平和と自由を回復させてください! ウクライナの人々のこころにあわせて祈ります。

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