2023/02/04

先祖の系譜を覚える・・・

筆者の祖父・吉田永學は、寛永14年(1637)に開山した真言宗当山派の徳音山観聖寺の系列の第12世・・・。

昨夜、初代の舜良房周順から第12第の永學までの名前を覚えました。1560年代から1930年代までの先祖の歴史と絡めて、中世末期〜近世幕藩体制下〜明治初期までの一般史を理解することができるようになりました。

日本基督教団の牧師たちからは、<どこの馬の骨かわからない>存在として排除・疎外されるのが常でしたが、そんな筆者ですら、明治初年代の戸籍や古文書(『近世栗田村古文書集成』や長野市公文書館・長野県立図書館・長野県歴史館の史資料、『観聖寺文書』)を通じて、先祖の歴史を中世末期までたどることができるのですから、武士階級出身者の多い日本基督教団の牧師たちの先祖の歴史はさらに詳しく把握することができるのでしょう。筆者の先祖の歴史を調べていて思うのですが、近世幕藩体制下にあっては、無名の百姓であっても、名前・年齢・家族構成(続柄・名前・年齢)・就労状態・収入・健康状態を知ることができるのですから、誰でも、その気になれば、自分の先祖の歴史を中世末期までたどることができる可能性が多分にあります。郡山地方史研究会の古文書講習会のテキストに、<下守屋村貧民申立帳>の記載内容を見ても、極貧層の農民ですら記録に、名前・年齢・家族構成(続柄・名前・年齢)・就労状態・収入・健康状態が記されています。その気になれば、誰でも自分のルーツを調べることができます。

『聖書』の世界は、系図を大切にする世界・・・。先祖の歴史をたどることは、『聖書』の教えに反することではありません。

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