2013年4月1日に、妻のふるさと・湖南に帰郷・帰農してはじめて感じたさびしさ・・・. それは, 夕暮れ時の冬の雪景色・・・. 家々のあかりがついていれば, そうでもなかったのでしょうが, どの家も明かりが漏れていないので, 雪景色の夕闇の中に溶け込んでしまっていくようなさびしさを感じました.
雪で覆われた水田は, 白銀の世界・・・. その中をまっすぐその集落に向かう農道も雪で覆われて, 農道か水田か, 区別がつかない・・・. ただ, かすかに残るくるまのわだちのあとをゆっくりとくるまを走らせたのですが, たどりついた集落のさびしい風景は, その集落が持っているさびしさなのか, それとも, 私がただそう感じただけなのか・・・.
世にいう, 限界集落は, こんな風景なのか・・・? 私は, こどものころから雪国の暮らしにあこがれていました. こどものころ, 正月は, 母のふるさと, 徳島県美馬郡半田町坂根で過ごしましたが, いつも積雪して雪で真っ白な世界でした. 従姉たちの笑い声が響いていましたが, 私が雪国にあこがれたのは, 母と一緒に見た映画のラストシーンを見た時でした. "二等兵物語" か "三等兵物語" か忘れてしまいました. 白黒の映画でしたが, 最後の場面だけは, "総天然色" でした. 真っ青な夕闇の中, 積雪した大地に露営する明かりがとてもきれいに見えました. 妻のふるさとで, 同じ光景を見たいと思っているのですが, まだ子どもの頃に感じた感動と同じ感動を覚えるような雪景色に遭遇したことはありません.
一人の友が泣くときは
みんなで祈る夜の星
紫紺の空にたちのぼる
愛の調べを知るや君
そんな祈りは, かっての戦争のさなかに失われてしまったのかもしれません. "今は, カネの世の中だ! 付き合って欲しければ, カネさ寄こせ!"・・・, 2013年4月1日に、妻のふるさと・湖南に帰郷・帰農して最初に聞いた, 集落のプロの農家の声でした. 最初にして最後の人間関係に対する破壊的衝撃でした.
2024/03/04
妻のふるさと赤津村ではじめて見たさびしい冬の雪景色・・・
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