2024/06/13

言葉が通じない, 通じているようで通じていない・・・

    最近は, 妻以外のひとと話をする機会はほとんどありません. 

    ただ, 共同作業をしているときとか, 順番にまわってくる各種委員会の委員として打ち合わせや会議・総会に参加しているとき, 必要最低限の会話をするのですが, なかなか言葉が通じません. 同じ日本語なので, なにとなく分かるような気はするのですが, それはなにとなく分かる範囲で, 実際は, 歴然とした言葉や表現に微妙な違いがあります. 

    私は今, 某組合の会計を担当させられていますが, 組合員名簿を見ても, 具体的に赤津村の住人の姿を顔を思い浮かべることができるのは, わずか数パーセントの方々だけ・・・. あとは, 名前と顔が結びつきません. 2013年, 妻のふるさとに帰郷・帰農した際には, できるかぎり早く赤津村の住人の方の名前を覚えようとして, 会う人あうひとにお名前をお聞きしたのですが, "おらの名前を知らねえ? おらの名前を知らねえなんて, もぐりだべえ! そのうち分かる・・・" と言って, 教えて下さらない方が大半だったので, それ以降, 村の住人の方々にその名前を尋ねることは無くなりました. "そのうち分かる・・・" ということもなく, 結局, ごくわずかな方々の名前と顔とがむすびつくだけで, 終わってしまいました. 

    当然, "ここらのもん" の語る言葉を理解できないで, 今日にいたっています. 福島県や会津の方言集, 方言辞典を入手して何とか理解しようと思ったのですが, 湖南の赤津村の住人の話す言葉は, 福島県や会津の方言とも微妙に異なるようで, 福島県や会津の方言集はほとんど役に立ちません. 

    私は76歳・・・. 70歳を越えたら, "共同作業にでてこなくてよい" と言われていますが, 我が家は, 妻と私しかいませんので, 76歳の私か, 68歳の妻か, どちらかが参加するようにしています. 80歳になると, 一切の共同作業からは離脱することになります. そうなると, ますます, 湖南の赤津村の農家の語る言葉を理解することができなくなるでしょう. 


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