夜10:00の積雪量は20cm・・・

    今夜, 10:00の, 妻の実家の庭の積雪量は20cm・・・.

    この20cmというのは,  午前中に除雪したあと降った雪の深さです. 除雪しなかった場所の積雪量は, 仮車庫の南側で180‐200cm, その前の畑の雪は深さ100cm, 国道294号線と妻の実家のブロック塀の間の除雪車が除雪した雪の深さは80cm・・・. 雪が降るときの風の方向と強さによって雪の吹き溜まりができる場所が異なってきますので, 妻の実家の屋根と庭に降る雪の平均的な降雪量は, 単なる推測的観測値に過ぎません．

    田舎暮らし・百姓暮らしをしているとき, 祈りに覚えるのは, いつも, "無事" であること・・・.    今夜, 10:00の, 妻の実家の庭の積雪量は20cm・・・.

    田舎暮らし・百姓暮らしをしているとき, 祈りに覚えるのは, いつも, "無事" であること・・・. 私がいう "無事" とは, "広辞苑" の①～③の意味のなかの①の "取り立てて言うほどの変わったことのないこと" の "㋐事変のないこと.危険・災害・大過などが起こらない状態．平穏." の謂・・・. "向こう三軒両隣" が "無事" であることも含みます. "向こう三軒両隣" になにか家庭問題があると, "よそもん"である私と妻が, その憂さ晴らしのターゲットにされますので・・・. 

    集落のプロの農家は, "ここさ帰って来なくてええのに,  帰ってくっからひどいめに遭うんだ！" と話していましたが, その理由は, 妻と私が妻の実家に帰郷・帰農しなければ, その家屋と田・畑・山林は, "ここらのもん"で分け合うことになっていたようで, 妻と私が帰郷・帰農したことで彼らの目論見が泡と消えてしまったことにあります. "よそもん" である妻と私に対する嫌がらせと排除・疎外の背後にあるのは, 法的所有権とは別に, 農地・山林の実効支配権という慣習法・・・.

    妻の実家のおとうさんは, "おらが死んだら, おらの田畑と山林，土地と家屋を守ってけれ" と繰り返し話していました. おとうさんの孫である私の娘には, 田畑・山林・土地の地境を詳しく教えていたようです. 妻の実家のおとうさんから受け継いだものは, ハードだけでなくソフトも・・・. おとうさんは, 田舎暮らし・雪国暮らしに必要なノウハウをすべて娘婿の私に伝受して逝きました.