夕方、ヤスパース著『哲学』(全3巻)を読み終えました。
『哲学』(全3巻)の最後の段落は・・・
<口にすることは容易であるものも、完全に顕在することは決してない。それは・・・非真実となる。完成(した存在の幻想)に耽溺することによってではなく、苦悩の道の上で世界現存在の非情な顔付きを注視しながら、そして交わりにおける固有の自己存在にもとづく無制約性によって、可能的実存は、計画されるべきものでもなく、そして願望されると「馬鹿げたことになるもの――難破の中で存在を経験すること――を達成しうるのである>。
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