今日、大濱徹也編『社会科 現代問われている世界』を拾い読みしていました。
大濱徹也さんは、日本基督教団札幌教会で葬儀をあげられたそうで、『明治キリスト教会史の研究』の著者でもあるようです。無学歴・無資格(Academic Outsider)であり、日本基督教団の中でも<Outsider>である筆者は、当然、一面識もなく、その著作を読んだこともありません。
その<はじめに>、<現在 社会科教育が問われていることー国家を相対化する目とはー>という副題がつけられていますが、筆者の場合、中学生のとき、Aのような教師になりたいと思っていた教師が、勤務している中学校の公金を変装して完全犯罪を企んで決行、警察に公金の詐欺横領事件として逮捕されるということがありました。それ以来、筆者、学校教師となるということはどういうことを意味するのか、学校教師として生徒を指導するということは何を意味しているのか、どのようにしたら自分の人生において、犯罪から無縁の生き方をまっとうすることができるのか、人間は信頼するに耐えうるのか・・・、高校3年間、いろいろ苦悶・苦闘しました。そんな筆者にとっては、<現在 社会科教育が問われていることー国家を相対化する目とはー>という言葉は、<現在 社会科教育が問われていることー教育そのものを相対化する目とはー>という言葉に置き換えるときにしっくりきます。
今、ネットで話題になっている、筆者が昔ブログで書いた<ある中学校教師の同和教育の限界 人生と差別>を読み直していましたが、大濱徹也編『社会科 現代問われている世界』のなかで、<同和教育>のあるべき姿がどのように論じられているのか、最初から最後まで通読してみることにしました。
2023/02/01
大濱徹也編『社会科 現代問われている世界』を拾い読み・・・
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