2022/04/13

ウクライナの国家・歴史・民族・宗教・文化・言語・・・

今日、夜、黒川祐次著『物語・ウクライナの歴史』を読んでいました。

ウクライナは、昔からウクライナ語を話すウクライナ民族・・。近代以降、ロシア帝国・ソ連によって長い間支配され、ウクライナの政治家、文化人などの知識階級は、支配者の言語・ロシア語を公用語にして使用していましたが、ウクライナの都市の親ロシア、親ソ連に追従する彼らと違って、ウクライナ民族、都市ではなく農村に住む生粋のウクライナ人は、ウクライナの国家・歴史・民族・宗教・文化・言語・・・を、ロシア・ソ連による<ロシア化>の強制・抑圧・迫害に抗して、ウクライナ民族としての自立性を維持してきました。そして、ソ連の崩壊によって、ウクライナは、ロシア・ソ連の民族差別支配の鉄鎖から解放されて、新生ウクライナとして、新しいウクライナ民族の歴史を刻み始めました。

ロシア大統領・プーチンは、ロシアによるウクライナ侵略戦争をはじめた要因として、ロシア・ウクライナ・ベラルーシは<三位一体>的存在であり、もともとひとつであった・・・とプーチン流の思想を展開していますが、それは、あくまで、プーチン流の、歴史の真実を歪曲した妄想にすぎません。それが事実であることは、ひとつであるといいながら、ロシアが、<兄弟国>ウクライナに対して、<解放>という美名を用いながら、徹底的な破壊と殺戮を展開していることからも裏付けられます。

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