会津の篤農家・佐瀬与次右衛門の『会津歌農書』にこのような歌があります。
<二月より耕し初て取納め
十月までハ九月なり>
近世幕藩体制下の会津地方のコメつくりは、3月にはじめて11月に終わる・・・。筆者と妻が、標高550mの湖南高原の棚田の田で有機無農薬でコシヒカリを栽培するのに要する日数は、3月20日に播種して11月20日に玄米保冷庫に格納・・・。正味8か月ですが、足掛け9か月・・・。佐瀬与次右衛門の歌も同じ計算をしていることになります。佐瀬与次右衛門は、田によって違いはあっても、一人の農夫がつくれる田の広さは、2反10畝が限界であるといいます。病気になったり、高齢化したりすると、2反10畝のコメを栽培するのは難しいといいます。3月~9月までの間の1か月間は、そのために農作業を休む日として余裕率が見込まれているようです。
筆者と妻は、妻の実家の棚田の3.9反のうち2反4畝でコメを栽培していますが、ほぼ、近世の会津の農夫の1人分の仕事・・・しかも、小型農業機械を使用しての作業ですから、筆者と妻は、近世の会津の農夫にはるかに及びません。
2022/04/18
標高550mの湖南高原の棚田の田で有機無農薬でコシヒカリを栽培するのに要する日数・・・
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