昨年から、ヤスパース著『哲学』(全3巻)を通読していますが、この本が最初に出版されたのは、1930年ころ・・・。
高校生のときに、『哲学入門』・『実存哲学』・『理性と実存』を読んだことで、筆者の基本的なものの見方、考え方が決まったようです。筆者、74歳・・・。2022年という時代を生かされているのですが、ヤスパースの<実存哲学>に対する親和性はとても強い・・・。どのページを精読しても、納得のいく場合が多い・・・。1930年代のソ連・・・、2020年代のロシア・・・、その本質はなにも変わっていないと思わされますが、1960年代にヤスパースの実存哲学に触れて、人生の目的を真実の追究に見出した筆者、74歳になるまでなにも変わることなく若き日に遭遇したヤスパースの実存哲学を堅持して、それを生きています。
日本基督教団西中国教区の山口のちいさな教会の牧師をしていたとき、非政治的な筆者、日本共産党や日本社会党の支部や活動家たち、部落解放同盟山口県連から、<出入り禁止>を通告されたことがあります。もちろん、西中国教区の牧師・信徒からも排除・疎外されていましたが・・・。哲学者ヤスパースは、共産主義・社会主義を<ユートピア>としてその絶対化を批判しています。
2022/04/14
ヤスパース著『哲学』(全3巻)を精読しているけれど・・・
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