2022/04/13

写真と言語・・・

ロシアいよるウクライナ侵略戦争に関する報道として、いろいろな写真が公開されています。ウクライナが流す写真とロシアが流す写真・・・。

ただ、写真としてだけ眺めている場合と、その写真に、筆者自身で何らかの言葉を書き込んでいく場合とでは、同じ写真でも、別様の意味、様相を呈してきます。

写真に言葉を付加することで、その写真は、哲学・ヴィトゲンシュタインがいう<アスペクト>様相を呈してきます。ヴィトゲンシュタインは、その『哲学探究』のなかで、このように記しています。<アスペクトをひらめかせるのは、半分は視覚体験であり、半分は考えることであるように思える。>と。報道された写真をそのことがらに即して見るためには、私たちは、言語を用いて考える必要があります。<視覚体験>は<状態>を確認するにとどまり、<考えること>は<行動すること>に直結します。

0 件のコメント:

コメントを投稿

朝4:30-7:30 ルターの独訳聖書を通読・独和辞典品定め・・・

    今朝は4:30に起床・・・.     ルターの独訳聖書を通読しました. 旧約聖書のサムエル記は, "政治音痴"の私にとっては,政治が何であるか,国家とはなにか,国家の体制維持の方法は? 最高権力者のあるべき姿は?・・・そんな問いに対して明確な答えを提示...