黒川祐次著『物語・ウクライナの歴史』に紹介されていた、<ウクライナの自然や人々、歴史に対する愛情とウクライナの《ロシア》隷従からの解放を真摯かつ直截に歌った>、<ロシアに対する怒り>を綴ったシェフチェンコの詩(1845年)・・・。
<わたしが死んだら
なつかしい ウクライナの
ひろい丘の上に
埋めてくれ
かぎりない畑と ドニエプルと
けわしい岸べが みられるように
しずまらぬ流れが 聞けるように
ドニエプルが ウクライナから
すべての敵の血潮を
青い海へ 押し流すとき
わたしは 畑も 山も
すべてを捨てよう
神のみもとに かけのぼり
祈りもしよう だがいまは
神の ありかを知らない
わたしを埋めたら
くさりを切って 立ち上がれ
暴虐な 敵の血潮と ひきかえに
ウクライナの自由を
かちとってくれ
そしてわたしを 偉大な 自由な
あたらしい家族の ひとりとして
忘れないでくれ
やさしいことばをかけてくれ>
日本基督教団の隠退牧師として、筆者、ウクライナが、ロシアの侵略戦争に<勝利>して、ウクライナの民主主義、自由と平和を享受できる日が一日も早く訪れますように、祈ります。主なる神さま、ウクライナに勝利を与えたまへ!
2022/04/21
ロシアに対する怒りの詩・・・
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