2023/01/14

今日は、一日断続的に昼寝・・・

きょうは朝から夕方まで一日断続的に昼寝をしていました。午前10:30~午後3:30・・・。

昨日、軽トラの車検のため、湖南・郡山間を2往復したことと、夜、ルーマンの『社会システム理論』を午前1:00まで読んでいたのが、追加睡眠が必要になった原因でしょう。

ルーマンの著作は、すでに我が家の書棚に並んでいるものが大半ですが、ルーマンを学びなおすことにして筆者が今回買い集めたのは、ルーマン著『社会の教育システム』、『宗教社会学』、『自己言及性について』と、土方昭著『反哲学の哲学 N.ルーマンの理論によせて』の4冊・・・。この4冊は、古書ではなく新本なので、購入するのは、一大決心が必要でした。

社会学者ルーマンは、<カント哲学>に対して、<反カント哲学>の立場を主張していると言われますが、晩年のルーマンは、再び、<カント哲学>に回帰していっているようです。社会学が、<全体>だけでなく<個別>を研究対象として視野にいれなければならない以上、ルーマンが<個別>(諸事例)について言及しなければならなくなるのは必然・・・。

<教師はどうすれば、学習することができるのか?>という問いに対するルーマンの答えは、ルーマン的というよりカント的だと思われます。教師が直面する教育上の問題は、<自力救済の道しかない>と・・・。教師の教育の内側(生徒)や外側(親・一般人)からの観察と批判から、教師自身を守ってくれるものは<教室の壁>しかない・・・。<教室の壁>から一歩でも出てその人格を世にさらすとき、その教師の価値判断と異なる価値判断に直面せざるをえない。そのとき教師は、<教室の壁>を<社会の壁>にまで拡大して反論することになるのでしょうが、<教室の壁>を自ら破ることはほとんど不可能・・・。教師は、社会の教育システムを盾に自らの発言の正当性を主張することはできず、教師自身の在り様が問われることになる・・・。教師は一人の人間として、寄る辺なき個として<自力救済>に頼らざるを得なくなる・・・。

今日とどいた、ルーマン著『社会の教育システム』をひもときながら、筆者、深い仮眠状態に入ってしまいました。

無学歴・無資格(Academic Outsider)の筆者、ヤスパースやアーレントと、ある意味、対極にあるルーマンの理論を学ぶことで、ルーマン自身だけでなく、ヤスパースやアーレントの哲学をより深く見直すことになると思われます。

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