今日、インターネット経由で注文していた、ルーマン著『自己言及性について』
(ちくま学芸文庫)が届きました。
1月4日に、筆者が精読することしたルーマンの本、『自己言及性について』、『社会システム理論』、『法社会学』、『社会の法』を列挙しましたが、『自己言及性について』をよみはじめる前に、田中智志・山名淳著『教育人間論のルーマン 人間は<教育>できるのか』を精読し終えることにしました。そのあと、ルーマン著『法の社会学的観察』を通読して、それから、当初の読書計画、『自己言及性について』、『社会システム理論』、『法社会学』、『社会の法』の通読に入ることにしました。
無学歴・無資格(Academic Outsider)の筆者が、田中智志・山名淳著『教育人間論のルーマン 人間は<教育>できるのか』の内容をよく理解できるのは、筆者の中学生のときの悲惨な経験があるからでしょう。岡山の某中学校教師、筆者は彼のような教師になりたいと夢を育んでいましたが、中学3年の3学期のはじめ、その中学校教師が、公金横領事件の完全犯罪をたくらんだ犯人として逮捕されるというできごとに遭遇しました。筆者、学校教育や学校教師に対する信頼が偶像が壊れ落ちるかのように壊れていくのを経験しました。中学校教師が真の教育者であるかどうかは、その授業で語られたことだけでなく、その教師の現実の生き様が大きくかかわっていると・・・。筆者は、高校生になったとき、教師となにか、生徒とはなにか、教育するものと教育を受けるものの真の在り方はなにか、人間とはなにか、人間はいかにして信頼しうるものになるか、高校3年間、受験勉強をしながら600冊の本を読み上げました。そのときの経験が、教育と教育学を批判する田中智志・山名淳著『教育人間論のルーマン 人間は<教育>できるのか』の内容と論理を理解しやすくしているのでしょう。岡山の中学校教師の不誠実な生き方について筆者がブログで言及しますと、<犯罪者となっても教師は教師、彼に対する批判は人権侵害である>との批判が多々寄せられました。中学校教師の犯罪行為も、人権擁護の立場から言及することは許されないと・・・。ある意味の、犯罪被害者である筆者は、記録から抹消して、中学校教師の面目を保つより、具体的に発生した事件は、詳しく検討して、再度同じ過ちを犯さないように岡山の中学校教師全体が自己検証して、岡山の中学校教師のさらなる不祥事をなくしていかなければならないことがらであると思っています。
もちろん、筆者、公金横領事件を起こした中学校教師の実名をあげて批判したことはありません。いまとなっては、平成の前の昭和の、遠くなった時代の出来事でしかありませんが、筆者にとっては、昨日の出来事とあまり変わりはありません。
2023/01/09
ルーマン著『自己言及性について』を読む前に・・・
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