2023/01/20

午後、『日本古代史事典』と『日本宗教事典』をひもとく・・・

午後、『日本古代史事典』と『日本宗教事典』を開いて、筆者がいま関心を持っている用語の意味と使い方をチェックしました。

筆者は、無学歴・無資格(Academic Outsider)なので、それぞれの分野の<専門用語>の使い方を学んだことがありません。ほとんどが独学なので、たとえば、<道>という言葉を読むときに、<michi>と読み、<do>とは読みません。長州藩領地の司法・警察官に相当する職務に<道の者>という職務がありますが、それを筆者は、<michi no mono>と読みます。しかし、山口の学校教師の話しでは、それは誤読で、<do no mono>と読まなければならないとの指摘を受けました。無学歴・無資格(Academic Outsider)の筆者の部落史に関する知識の浅さを物語る一件であるようですが、最近、時々みる放送大学の番組の中でも、<道>は<michi>ではなく<do>と読まれていました。

<道の者>という概念は、多重定義の概念です。日本の古語辞典の読みは<michi no mono>ですが、漢和辞典では<michi>でははなく<do>と読まれます。古語事典の<道の者>という解釈とは別の表現をする必要があるときは、<michi no mono>ではなく<do no mono>と呼んだ方がいいかもしれませんね・・・。

長州藩領地にあっては、<道の者>(michi no mono)は<遊女>をさし、<道の者>(do no mono)はそれを取り締まる警察官である<長吏>をさすことになります。つまり、筆者を批判してきた学校教師の見解は、期せずして、筆者のブログ『部落学序説』の内容を裏打ちしていることになります。<取り締まる側>と<取り締まられる側>を一緒にして<被差別民>であったとする、差別思想<賤民史観>が醸し出している闇の世界・・・。

筆者は、<道の者>は、<長吏>の別称として、<michi no mono>と読み続けることになります。


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