朝5:00に起床して2時間ギリシャ語聖書を読みました。
妻と私の老後の暮らしを支えているのは、こころとからだとたましいの健康・・・. 私は朝, 聖書を通読, 妻は夜, 聖書を通読しています. 朝の食事のときに, 読んだ聖書の話をするのが常・・・.
高校3年間で, 私が読書した本は約600冊・・・. 1年生のとき300冊, 2年生のとき200冊, 3年生のとき100冊・・・. 読んで, わかっても分からなくても読み進めて行ったのですが, そのうち, 私の中に定着していったものが, 76歳の今日でも変わることのない, 聖書主義・敬虔主義・合理主義・実存主義・相対主義・・・. 今日読んだ聖書の箇所は, 私が高校生のときにそのようなものの見方・考え方をするようになった淵源・・・.
私が最も尊敬し, 信頼し, 将来, 彼のような中学校教師になりたいと思っていた中学校教師Tが, 完全犯罪を目論んで起こした公金横領事件で逮捕されたできごとでした. 高校受験を前にした昭和38年1月のことでした. 小学校5・6年のとき彼が担任をしていた生徒全員が集められ, 他の中学校教師から, "動揺しないで, 高校受験に臨むように" と説得されました. そのとき, その説得をしていた中学校教師は, "彼はほんものの教師ではない. 私たちはほんものの教師だから, 私たちの指導に従いなさい" とも話していました. とかげのしっぽきり・・・, と受け止めたのは, 私だけでなかったようです.
高校に入ると, 私は, その事件をきっかけに疑問に思うようになったことがらの答えを見出すために、読書をはじめました. 高校では司書の斎藤先生の指導を受け, 放課後は, 帰り道にある公民館の図書室でその司書の方から指導を受けました. 人間は信頼し得るのか? 学校の教師は信頼しうるのか? その指導は正しいのか? 露骨に立身出世を指向する教師はほんとうの教師なのか? 人間はなぜ罪を犯すのか? お前は罪を犯さないと断言できるのか?お前は学校の教師になるのにふさわしい存在なのか? 信頼すべき教師を見誤ったお前に人を見る目があるのか?・・・高校生になったばかりの私に, 疾風怒濤の如く, 人生の様々な問題が押し寄せてきました.
高校2年生のとき, 東京オリンピックのあった年, 私は, 放課後いったん家に戻り, 高校の裏山の竜王山に40日間連続登山して, 竜王山の頂上付近の岩場に座禅して, いろいろ瞑想しました. 雨の日も風の日も, 台風の日も・・・. あるとき, 瀬戸内に陽が沈み, 空が一瞬に紫紺色に変る直前, 瀬戸の海は夕日に赤く染まっていました. その波の上を漁船が走っていました. そのとき思い出したのです. ニーチェの言葉を・・・. "この素晴らしい夕暮れ時には, この世で最も貧しい漁師でさえ、黄金の櫂で舟を漕ぐことになる. 神の恵みを思って, さめざめとなけてきた・・・". 無神論哲学者と言われる, ニーチェの言葉です. 私は, 40日間の連続登山の結論として, 聖書の言葉に従って, 人生を生きる決断をしました. "この世にはほんとうの師はいない, 主イエス・キリストだけが私のほんとうの師である"と・・・.
ニーチェは, "人は15歳のときに人生のすべてを知る. しかし, 成人するとそのすべてのことを忘れる. 人が人になるのは, 成人したあと, その15歳のときの熱心さを取り戻したときだ・・・" と語っています. 公民館の司書の方の読書指導で読むことになった本にそう書かれていました.
今日読んだ聖書の箇所は, 私が高校生のときにそのようなものの見方・考え方をするようになった淵源・・・.
2024/06/09
朝5:00に起床して2時間ギリシャ語聖書を読む・・・
登録:
コメントの投稿 (Atom)
午後2:30-5:30 コシヒカリの田の整地・・・
午後2:30-5:30 コシヒカリの田の整地をしました. 廃車が決まったブルトラで荒代かきをしました. いつもはエンストするのに,今回は一度もエンストしませんでした. その分,荒っぽい代かきになったようで,ブルトラの車輪の轍のあとが深く残っていましたので, 市販...
-
猪苗代から戻ると、筆者と妻、すぐ着替えて農作業をはじめました。 妻は、段々畑の梅の木のある畑に作付けしたキュウリとインゲンの支柱のネット張り・・・。筆者は、棚田のひめのもちとはえぬきの田の草取り・・・。午後1:30~4:00、市販の農具を改造してつくった <水田熊手>型草取り器を...
-
1948年生まれ。出身地は、岡山県児島郡琴浦町、当時は、塩田と学生服の町でした。琴浦西小学校・琴浦中学校・岡山県立児島高校普通科出身。神学校は、鶴川学院農村伝道神学校。高校を卒業した後の職業は、大阪府職員、岡山県倉敷式の某医学研究所付属病院で臨床病理検査、さらにその後、専門商社に...
0 件のコメント:
コメントを投稿