2021/11/24

忘れ得ぬ言葉・・・

 日本基督教団西中国教区の山口の小さな教会の牧師をしていたときであった、部落解放同盟某支部の方々が、筆者に、語り掛けてきた言葉で、忘れ得ぬ言葉がいくつかありますが、そのひとつに、

<吉田さんのような、人権感覚に富んだひとにはじめて出会いました・・・>

というのがあります。その言葉の<人権感覚>とは、部落差別に関する<人権感覚>ではなく、学歴差別、職業差別、女性差別、障碍者差別、人種差別に関する<人権感覚>のことです。<部落差別>からの解放を説く人々が、返って、学歴差別、職業差別、女性差別、障碍者差別、人種差別に関して、極めて差別的な体質の持ち主である場合が少なくないというのです。<女性差別をしない被差別部落の男性がどれほど存在しているのか、学歴差別をしない男性がどれほどいるのか、被差別部落の女性は暗澹たる思いをもってい人がすくなくありませんが、牧師の吉田さんは、すべての差別を乗り越えようとする人権感覚に富んでいる。吉田さんのような人に出会ったのははじめてです・・・>と話しておられました。

なんといったって、筆者は、無学歴・無資格の、Sweden Covenant Mission の 宣教師たちによって育てられた、副業をもった<労働牧師>(カトリックの労働司祭のプロテスタント版)でしかありませんから・・・。隠退牧師になったあとも、年金暮らしに加えて、百姓暮らしをしないと生きていけない清貧生活をしていますから・・・。

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