夕方から、 インターネットのブログ『ジゲ戦記』からダウンロードした『吉田向学講演録』(2009/1/16)を英訳するため、できる限り、blogger の Translate Powerd by Google 翻訳にかけて、誤訳が発生しないように日本文を英文に近づける作業をしていました。
<わずか60分の講演なのに、よくもこんなにもりたくさんの話ができたんだ>と、我ながら驚きました。2009年は、筆者、61歳・・・。今、私は73歳ですから、その講演は12年前の講演です。ここ5~6年は、私は、妻以外のひとと話をすることはほとんどありませんから、話すスピードがだんだん遅くなって、しかも、話すこと自体が億劫になりかけています。73歳の私は、話す必要がほとんどなくなりましたので・・・。
日本基督教団西中国教区の山口の小さな教会の牧師をしていたとき、説教と牧会はもちろん、副業で、山口のNTTとNHKの合同の人材派遣会社から、山口県立東部産業技術学校や山口県東部女性就業センターのパソコンの資格取得講座の講師を頼まれ、職業安定所から送られてくる受講生に、単なる資格取得だけでなく、実践力を身につけさる講師をしていましたが、そのときも、よくしゃべりました。しゃべって、しゃべって、受講生に、自信と実力をつけさせていきました。大学を出たけれど就職できなかった九州大学・広島大学・山口大学の受講生が半数を占める講座の講師でしたが、<こんな講義、大学で一度も経験したことがない>と話す方もおられました。10年間、職業訓練に従事したあと、3年間、山口県立田伏農業高校大島分校(今は廃校)で仕事をしていましたが、そのときもしゃべりにしゃべって・・・。今、考えるとぞっとします。山口県立岩国工業高校の先生方を前に、インターネットと著作権について講師をしていたのですから・・・。
その反動でしょうか、日本基督教団の隠退牧師となって、妻のふるさと・湖南に帰郷・帰農してからは、湖南のプロの農家から、馬鹿にされっぱなしですから、ほかの人と話をすることがほとんどなくなりました。大型農業機械、化学肥料、農薬・除草剤を使って100~200反コメを栽培している専業農家・プロの農家と、わずか4反の棚田の田で、小型農業機械で有機・無農薬で、標高300m以上では栽培不能といわれている標高550mの湖南高原の棚田の田でコシヒカリを栽培しているのですから、湖南の農家と話をしても、話があわない・・・。それで、私は、しゃべることがだんだん少なくなってしまいました。
部落解放同盟新南陽支部部落史研究会のブログ『ジゲ戦記』に、コメントを書きました。<ご無沙汰いたしております。今日、『吉田向学講演録』をダウンロードさせていただきました。今、「隠退牧師の晴耕雨読日記」・「部落学序説(再掲)」が、gooblog の担当者から、「法務省権調第123号」にもとづき、ブログの全文章を差別文書と認定して閲覧禁止・削除処分にするとの通告を受け、すべての文章が閲覧不可になっています。この度、gooblog から撤退し、『部落序説』(英語版)を発信すべく準備をすすめています。その予行練習といっては申し訳ないのですが、貴ブログの『吉田向学講演録』をまず英訳して、英語圏に向けて発信したいと思っています。英訳できたら、お送りしますので、ご検討ください。よろしくお願いします。>
人生の晩年になって、話すことは少なくなりましたが、書くことは反って多くなったような気がします。
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