2022/03/05

プロの農家に叱られる・・・?

午前中、妻と妻の実家の棚田の田にでかけました。軽トラに農具と、夏野菜の種を播種するポット、種を、除雪用ソリのママさんダンプに載せて、雪の積もった農道を運んでいるとき、雪道を散歩している初老のプロの農家のおばあさんとすれ違いました。そのとき、その初老のおばあさん、妻の実家のおかあさんと同じような表情をして、

農家:おめえらなにしてんだ?
筆者:これから、夏野菜の種をまくんです。
農家:? 何の種をまくんだ?
筆者:グリーンピースの種をまくんです。
農家:グリーンピースは、秋に種をまかねえとうまくねえべえ?
筆者:ええ?そうなんですか?
農家:おめえら、馬鹿でねえのけ?

そういって、初老のプロの農家のおばあさんは去って行きました。そのあと、筆者と妻は、除雪用ソリに載せた農具、資材を、妻の実家の棚田の田の育苗用ハウスまで運び、夏野菜の種の播種の準備作業をしました。育苗用ハウスの外はまだ100~120cm積雪しています。土は雪の下に凍てついて、種をまける状態ではありませんので、初老のプロの農家のおおばあさんが、<おめえら、馬鹿でねえのけ?>と嘲笑のまなざしを筆者に向けるのも止むを得ません。

家に戻ると、<令和4年農業労働賃金標準額>(郡山市農業委員会)が配布されていました。筆者と妻の、有機・無農薬栽培のコシヒカリ、はえぬき、ひめのもちの栽培をこの標準額で発注しますと、約400,000円かかりそう・・・。米の品種をあきたこまちとして計算しますと、あきたこまちの売上高は約200,000・・・。つまり、他の農家に米つくりを依頼すると、それまでの販売収入と同じ額で買い取ったのと同じことになります。赤字覚悟で、有機・無農薬で米つくりをしている筆者と妻、採算性を完全に度外視した馬鹿農家の所業・・・。それでも、妻の実家のおとうさんが残してくれた田畑4.6反での百姓暮らし、やめることはできません。

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